キャラだもん!
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karasawagasepakuri@yahoo
Twitterでの『クイック・ジャパン』インタビュー問題、まだ続いてますが…、いやあ…すごいね! もっとも、こんなに騒がれているのに、唐沢本人が一切関与せず、なおかつ何ら本人のプラスになっていない、と考えると微妙な感じ。たぶん本人もウォッチしているとは思うので、リアクションを希望。
で、吉田豪さんにはネタにされてしまった。
唐沢俊一盗作検証サイドの分裂騒動とでもいうべき出来事を、KARA分裂騒動と省略したくなる。
こっちも事務所((株)東京文化研究所)とあまりいい関係とは言えませんね。…まあ、「分裂」するほど組んでいたわけでもないんだけど、盛り上がっているようなので、ボク的には問題なし!(一応吉田さん風)
それから、「KARA分裂騒動」で言えば、唐沢兄弟の分裂騒動の方が興味深いのではないかと。「いばりんぼ」や「うそつきくん」を読むと、弟さんには思うところがありそう。
それから、吉田さんのツイートで他にも興味深いものがあった。
その1。
ちなみに「吉田豪がミスター高橋本に涙を流して抗議した」発言について、唐沢さんは「『唐沢はオタク大賞で吉田さんのことを悪く言ってました』ってたってTwitterで吉田さんにタレ込んだ奴がいましたけど、あれはフレッド・ブラッシーと同じで私が悪役キャラを演じただけ」と言ってました。
その2。
「オタクのボスとして悪口を求められるから、ヒールを演じただけ」ってことでした。
最初に事実関係を確認しておこう。問題になっている唐沢俊一の発言は、『日本オタク大賞2004』でのもの。『日本オタク大賞2004』(扶桑社)P.216より。
(前略)それこそミスター高橋の本にさ、ターザン山本とか吉田豪とか大槻ケンヂとかがみんな涙を流してこれに抗議する本を出したことがあったけど、バカでないか、お前らはってね(笑)。マジメにやってたと思ってたのか、アレを。
しかし、そのような事実はない(詳しくは2009年11月7日の記事を参照)。吉田さんもターザンもオーケンもミスター高橋の暴露に抗議をしてないことくらい、プロレスに多少興味のある人ならすぐにわかると思うのだが。ともあれ、唐沢が事実誤認に基づいて発言をしたこと、これは間違いない。
だから、唐沢は吉田さんに「ウケ狙いで適当なことを言っちゃってごめんね」と謝ればよかったのに、どういうわけか「キャラを演じていた」と言い訳をしているから話がおかしくなる。そりゃあ、永山薫さんにも笑われても仕方ない。今号の『クイック・ジャパン』には永山さんと昼間たかしさんが都条例の問題について書いているので、こちらも要チェック!
第一に、キャラを演じていたからといって間違ったことを言っていいわけがない。まあ、「間違ったことしか言わないキャラ」なら許されるかもしれないし、実際のところ唐沢はそのようなキャラになってしまっているのだが。
第二に、これが正直信じられないのだが、「キャラ」のことを軽々しく考えすぎ。だって、村崎百郎の事件があったばかりなのに。彼はまさしく「キャラ」を全うした(してしまった?)わけだし、さらに言えばかつて唐沢の身近には潮健児という人もいたわけで、この2人の存在を知っていれば「キャラ」を言い訳に使う発想など出てこないのではないか。ダメ押しとして、ヒール中のヒールであるブラッシーの名前まで出しているあたり、的確に地雷を全部踏んでいっているのに不愉快を通り越して逆に感心する。カンボジアかアフガニスタンに行ったら役に立つかも。
あと、これはいつものことなのだけど、キャラを演じていたことを他人のせいにしている。もし本当にそんなことを頼んだ人がいるのなら、「唐沢さんはプロレスができる人じゃないんだよ!」と竹熊健太郎さん風に説教したいところ。なお、「日本オタク大賞2004」の模様は「裏モノ日記」2005年1月8日を参照してほしいが、おぐりゆかがアシスタントだったのね。
…しかし、「あたしって、こーゆーキャラだからぁ」と50歳を過ぎた人がアピってるのがそもそも面倒くさすぎる。「本人がどのようなキャラを演じているのか」よりも「周囲にどのようなキャラだと認知されているか」を気にした方がいいと思う。「いばりんぼ」「うそつきくん」など多彩なキャラの持ち主ではあるので、それを生かせる舞台をセッティングできれば…。
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