「コミックマーケット79」御礼。
・タコシェにて夏コミの新刊『唐沢俊一検証本VOL.3』、『唐沢俊一検証本VOL.0』通販受付中です。また、既刊『唐沢俊一検証本VOL.1』、『唐沢俊一検証本VOL.2』、『トンデモない「昭和ニッポン怪人伝」の世界』も通販受付中です。タコシェの店頭でも販売しています。
・初めての方は「唐沢俊一まとめwiki」、「唐沢俊一P&G博覧会」をごらんになることをおすすめします。
・1970年代後半に札幌でアニメ関係のサークルに入って活動されていた方、唐沢俊一に関連したイベントに興味のある方は下のメールアドレスまでご連絡をお願いします。
karasawagasepakuri@yahoo
本日行われた「コミックマーケット79」に参加して、新刊・既刊合わせて132部を売ることができました。そのうち新刊は100部以上売れました。年末の忙しい最中に会場まで足を運んでくださった皆さんに心から感謝します。なお、今回の新刊はタコシェで年明けから販売が開始されるので、今日会場まで来られなかった方はそちらのご利用をお願いいたします。…あと、おまけ本が多少余っちゃったんだけど、欲しい人いますか? 夏にもう一度持っていくか、ある程度時間が経った後で当ブログでネタを公開するか、思い切って『ウルトラP&G』『カラサワマン』『カラサワセブン』の「第一期カラサワシリーズ」をまとめた本(そこまでいくともはやオマケではない)を部数を絞りに絞って夏に作るか、いろいろと検討中です。コミケのレポートはまた後日。
さて、ご存知の通り、自分は唐沢俊一にコミケでの接近を禁じられていたため、唐沢の様子を確認することは出来なかった。ただ、いくつか貴重な証言を聞くことが出来たし、今回唐沢が出した新刊もちゃんとゲットしてある。
気になるのは、なんといっても『風狼太郎がゆく!〜2ページ時代劇のステキな世界〜』である。東文研のオノマネージャーによると、
もちろん、こういう漫画には欠かせない、
「唐沢俊一の冷静かつとぼけたツッコミ」
も健在。風狼太郎が倍、面白くなっております。
とあるが、各回の左ページの欄外に唐沢がツッコミを入れる文章がほんの一行載っているだけである。…言うなれば「一行知識」ならぬ「一行ツッコミ」だ。唐沢とソルボンヌK子がよくやっていた貸本漫画の欄外にツッコミを書き込む手法も問題視されていたが、今回の唐沢の手法にも問題があるような気がする。つまり、2ページのマンガに対して1行の文章(しかもそれが25回分ある)というのは、分量が違いすぎるのではないか。はたして批評として成立しているのかどうか。…そもそも、ツッコミ自体があまり面白くないのも問題だけど。
だが、それよりも問題なのは、『無頼シリーズ 霧氷の剣・差し控え』および『無頼シリーズ 風が斬る』の著作権の処理をちゃんと行っているのか?である。著作権者に了解を得たうえで復刻がなされたのかが気になっていたが、唐沢俊一はまえがきでこのように書いている。
なお、原作の南郷清氏、絵の尾妻たかし氏、クレア企画という会社も、ネットなどで調べたが情報は皆無であった。ご存知の方があれば一報を求めたい。
…そんなんで復刻してもいいのか? 全部で50ページもの作品を復刻するのに「ネットなどで調べた」って。本気で著作権者を探し出したうえで復刻しようとしていたのか、疑わしくなってしまう。次のコミケでも似たようなやりくちで同人誌を作るのではないか?と心配になってきた。
さて、来年はいよいよ唐沢俊一検証のラストイヤー、となるはずである。調べるべき資料がたくさん残っていて終わらせる自信はないし、こないだも「あと3年はかかる」と言われてしまったけど、いやいや、なんとか来年中には終わらせますよ。再来年にはエメリッヒ風に世界が滅んでしまうのだし。
今のところ、スケジュールとして確定していることは2つあって、ひとつはサークル「西理研」のコミケへの参加は次回「コミックマーケット80」まで、ということ。ただし、唐沢俊一に代わるテーマが見つかった場合には将来的に再度サークル参加する可能性はありますし、kensyouhanが一般参加者として唐沢俊一とコミケで関わる可能性はもちろんあります。
もうひとつは、来年の後半に『オタクはすでに死んでいる』の検証をやることです。いつまでも先延ばしにしていられないので、夏に唐沢の検証に一区切りをつけたあとで取り掛かる予定です。
あと、唐沢俊一が本を出せない以上、大賞に投票できないので、来年の「日本トンデモ本大賞」の観覧もやめようと今のところは思っています。とはいえ、まだまだ開催まで時間が残っているのでこれから何か起こるかもしれませんが。…とりあえず、目の前にある課題をひとつひとつ片付けていくことを心がけたいと思います。
今年1年、「唐沢俊一検証blog」を応援していただいて本当にありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
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