唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

これも「読者がいけねえ」?

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・初めての方は「唐沢俊一まとめwiki」「唐沢俊一P&G博覧会」をごらんになることをおすすめします。
・1970年代後半に札幌でアニメ関係のサークルに入って活動されていた方、唐沢俊一に関連したイベントに興味のある方は下のメールアドレスまでご連絡をお願いします。

karasawagasepakuri@yahoo.co.jp


 今日14時からTBS系列で放送される『ジュニアラマタの世界ウィット遺産2』唐沢俊一が出演するようなのでぜひごらん下さい。

 
 公式サイトでも告知すればいいのに。前回は「HのあとにはIがある」という会心の一撃かましてくれたけど、今回はどうか。


・今回の唐沢なをき『まんが極道』は「奥さんに逃げられたせいで仕事ができなくなり大変なことになる漫画家の話」だった。…いや、ソルボンヌK子唐沢俊一と別居した後も唐沢のコラムのイラストを描いているからあてはまらないんだけどね(現在連載中の『エンサイスロペディア』でも奥さんのイラストが使われている)。ただ、別居した後に唐沢の仕事のクオリティがかなり落ちているところを見ると、やっぱり奥さんの存在は大きかったのだなあ、と思ってしまう。ちなみに、唐沢夫妻のことについてはいろいろ聞いているが、検証ブログといえどもあまり立ち入ったことを書くのはどうかと思うのでここでは取り上げない。どうせやるなら徹底的に調べてからやるけど、たぶんやらないんじゃないかなー。


・『正義はどこにも売ってない』(扶桑社)P.86で坪内祐三がこんなことを言っていた。

一般の読者の人が「鬱」の物書きを見分けるコツは、「オレ様感」ね。突然イバリだして「オレ様は……」みたいなことばかり書き出したら鬱のはじまりですよ、それは。

 思い当たる人がいるなあ。あれって鬱だったのか。
 そういえば、最近いろいろあった日垣隆も「オレ様感」のある人だけど、あの人も盗用したことがあった。「オレ様感のある人が幻冬舎新書で盗用した」という点で唐沢と日垣は共通しているのだが、ここらへんの事情を研究すれば「平気で盗用する人たち」という文章が書けるかもしれない。


『社会派くんがゆく! 逆襲編』アスペクト)P.246〜248での唐沢俊一村崎百郎の会話。

唐沢 おまけに最近はパチンコとオタク業界の癒着がものすごいってえか(笑)、ガメラだのルパン三世だの、やたら特撮キャラやアニメキャラからめた機種を出してくるんだよね。


村崎 それ、みんな三十〜四十代のオタク世代の小金持った独身男性客狙いな。ガメラもプレミアでバイラスが出てくるとか(笑)、けっこうツボ押さえてんだよな。で、パチンコ&パチスロ人口も二千万人超えてるらしくて、不況になればなるほど、あの業界は利率が増長してくるらしいんだよな。


唐沢 ホントのとこ、パチンコで身を滅ぼして店内のトイレで首吊る主婦とか、ジイさんバアさん、絶対毎日何人かはいると思うんだよな。


村崎 あんまり報道されないんで表には出ないけど、過激なパチスロが盛んだった頃に、店の便所で老人の首吊り自殺(さすがにこれだけはhideの後追い自殺ではない気がする)がけっこうあったって業界関係者から聞いたよ。あれって儲かる時はそれこそなんの技量もないジジババでも一週間で軽く二百万とか儲かるんだけど、ダメなときは二十万くらい平気でパアだから、負けが続けば一千万程度の老後の蓄えぐらい簡単に消えちゃう。たまにパチスロ打つオレだって、調子のいい時は二週間で七十万くらい儲けたりしてたもんな。あの業界はすべて保通協っていう警察の天下りみたいな極悪団体が仕切ってるからタチ悪いぜ〜。だからカジノこそないものの、日本はすでに立派なギャンブル天国になってるんだよ。


唐沢 パチンコにしろパチスロにしろ、ギャンブルじゃなくてあくまで“娯楽”って認識だからね。数時間で数十万使い込む“娯楽”もねえもんだが。


村崎 あれ、はっきりいって、やってると金銭感覚が麻痺してきて、真面目に働く気なんかなくなるぜ。マジで千円札が鼻紙程度に思えてくるから。


唐沢 だから働かずにパチスロだけで食っていこうという若者がウジャウジャ出てくる。昔はパチンコなんて時間潰し以上の意味なんてなかったのに、いまやってる人たちって生活かけてやってるでしょ。軽い気持ちでああいう店に入ることができなくなった。仮に儲かってるにしたって、これも立派な不況の弊害だよな。

 この対談が行われたのは2004年7月なのだが、2007年5月に創刊された『パチスロ必勝ガイドNEO』で唐沢は『エンサイスロペディア』というパチスロの台を解説するコラムを連載することになる。「パチンコとオタク業界の癒着」のおかげなんだろうね。
 それにしても、村崎百郎「二週間で七十万くらい儲けた」と語っているのに、『エンサイスロペディア』のプロフィール欄で「大学時代はパチンコ、パチスロの鬼だった」と語っている唐沢俊一が何も武勇伝を語っていないのはちょっとヘンだ。やっぱりパチスロをやったことがないのでは(詳しくは2009年4月14日の記事を参照)。
 パチンコやパチスロをどのように思おうとそれは個人の自由なのだが、ネガティブに捉えている題材を持ち上げるのはいかがなものか?と思う。唐沢の言葉にしたがえば、唐沢は主婦や老人が身を滅ぼすのに加担していることになってしまうのだけど。
 しかし、パチンコやパチスロをやっている人を明らかにバカにしているのにパチスロ雑誌で連載をするのはどうなのよ…、と思ったが、一連のオタク関連の文章を見ればわかるように(『検証本』VOL.3を参照)、唐沢俊一という人はもともと読者のことをバカにしてきた人なので、今更驚くことでもないのかもしれない。


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