戦苦しい第二次世界大戦。
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『幽』2006年8月号掲載の唐沢俊一『漫画についての怪談(アヤシイハナシ)』第5回より。
『ザ・キープ』というホラー映画の佳作がある。一九八三年の作品なのだが、いまだにファンが多い。原作はF・ポール・ウィルソンの『城塞』だが、後にこの映画がカルトになったために、原作の方も『ザ・キープ』というタイトルになって再刊された(と、記憶している)。この作品、ゴシック・ホラーにおいては定番の、城の主である亡霊、というのがテーマであり、その城のある場所というのがお定まりというか、まあ確信犯で、あの、『ドラキュラ』で有名なトランシルヴァニアなのだが、ユニークなのは、その、古くさい亡霊ばなしの時代設定を一九四一年にしているところ。一九四一、と言えばスピルバーグに同名のコメディ映画があったように、第二次大戦勃発の年。この映画で亡霊に襲われるのは、なんとヒトラーの命を受けて領土拡大のためにトランシルヴァニア地方に進駐してきたナチスドイツの兵隊たちなのである。
第二次世界大戦が勃発したのは1939年9月1日。ドイツ軍のポーランド侵攻によって始まったのである。…これ、俺が小学校高学年の時でも突っ込めたと思う。どこが戦争オタクなのよ? いちいち突っ込まないけど文章もヘンだし。
「一九四一、と言えば」、個人的にはカプコンのシューティングゲーム。
『ゲームセンターCX』でやりそうだな。
このガセビアに気付いた時、リアルに「ガフッ!」と咳き込んでしまった。かつてマドンナは「セックスで人を殺せるか?」と問題提起したが、ガセビアでも人を殺せるのかもしれない。唐沢俊一の存在自体が怪談だよ。
…それにしても、メディアファクトリーの担当編集者もこれはさすがに気付いてほしかった。
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