嘘をつくのは誰か?
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今回は『平成極楽オタク談義』第6夜「小松左京」の感想を書く。ゲストはとり・みき。
…しかし、今回は唐沢俊一にとってかなり不利な状況であった。「小松左京研究会」に入っていたとり・みき、SF大会で小松左京の手伝いをしていた岡田斗司夫に比べると、どうしても話がウスくなってしまうのであった。岡田斗司夫が「われわれはみんな小松左京と面識がありますけど」と当たり前のように言っていたが、唐沢の心中やいかに。
とはいうものの、小松左京は唐沢俊一の人生に大きな影響を与えた人とのことで、学生時代に小松左京の本を読んでいたおかげで哲学や現代思想といった「虚学」にハマらなかったと語っていた。…小松左京のマネをするなら、もっとちゃんとマネをすべきだったのでは。「裏モノ日記」2003年11月17日でこんなことも言ってるしね。
トイレ読書、このあいだからはパール・バックの『大地』新潮文庫版全四巻にチャレンジしている。これは全くの初読で、長いことこの四巻揃いが書棚にあるのが気になっていた。読んだこともないくせに、小松左京からの受け売りで“『大地』には飢饉で食うものがなくて土を食うシーンがあるんだけど、珪藻土の粘土というのは食えるんだよ”などとウンチクを語っていた。
他にも同じようなケースがありそうだ。
面白かったのは、番組の後半が丸々「『さよならジュピター』大反省会」になってしまったことで、やっぱりあの映画はSFファンにとってかなりのトラウマになっているんだなあ、と再認識させられた。『さよならジュピター』の試写会で小松左京の前に座っていた岡田斗司夫と澤村武伺がイルカのジュピターが死ぬシーンで思わず失笑して慌ててしまった話には笑った。…それはしょうがないかも。
ただ、今回の『平成極楽オタク談義』のMVP(?)は実は唐沢俊一ではない。筒井康隆の話が出た時に筒井のプロフィールを紹介するテロップが出たのだが、『朝のガスパール』が間違って『朝のバスガール』となっていたので番組を観ながらリアルに噴いてしまった。「バスガール」ってどんな女の子だよ? リサとバスガール?
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