唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

東浩紀は知っていた。

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karasawagasepakuri@yahoo.co.jp


 東浩紀twitterより。その1

そういえばぼくもと学会にトンデモ学者認定されていることだし、そろそろ霊能力に目覚めるべきか……

その2

動物化するポストモダン」がトンデモ本認定を受けております。RT @k_kenichiro え……。どこらへんが、とんでもなんでしょう。。誰か詳細知っている方、いますか?RT @hazuma: そういえばぼくもと学会にトンデモ学者認定されていることだし、そろそろ

その3

唐沢先生はぼくをゴミクズのように見なしてらっしゃいますので…… RT @kuroisyoudou @hazuma あの唐沢っちゅー男は多方面に敵作ってるんですねぇ。変な人だ。

 あら、ご存じだったのか。
 
 東浩紀の著書が「トンデモ本」として「と学会」で取り上げられたことは2回ある。最初は『動物化するポストモダン』(講談社現代新書)が『トンデモ本の世界S』(太田出版)で取り上げられている。担当したのは唐沢俊一
 唐沢による『動ポモ』の問題点の指摘には「なるほど」と思える点もあるものの、それ以上に東氏への個人攻撃が多すぎて(詳細は2009年2月5日の記事を参照)、東氏が「唐沢先生はぼくをゴミクズのように見なしてらっしゃいますので」と言うのも理解できるし、東氏は唐沢俊一にからまれる理由がわからなくて困惑していると思う。「唐沢vs東」という論争があったかのように誤解されがちだけど、実際は唐沢がほぼ一方的に攻撃しているわけだから。
 しかし、一番問題なのは『動ポモ』を「トンデモ本」にしてしまうのはどうか?ということで、間違いのある本が即「トンデモ本」になるとしたら、唐沢俊一の著書は漏れなく「トンデモ本」になってしまうし(事実その通りだが)、「と学会」会員の気に食わない本を「トンデモ本」に認定できるのか?という疑問も感じる。唐沢が東氏を攻撃するのは勝手だろうが、「と学会」もそれにつきあうのは一体どうなんでしょうね。


 もうひとつは『キャラクターズ』(新潮社)が『と学会年鑑AQUA』(楽工社)で取り上げられている(詳しくは2009年2月6日の記事を参照)。担当したのはやはり唐沢俊一。こっちの方はネットでも全然話題にならなかったし、おそらく東浩紀も知らないのではないか(別に知らなくていいけど)。
 で、ここでの唐沢の『キャラクターズ』批判はかなりボロボロである。『キャラクターズ』の内容を理解していないのに無理矢理突っ込もうとしているのが痛々しい。…要するに、唐沢は『キャラクターズ』の中で死体として登場させられたのが相当こたえたのだろう。それでリベンジとして「と学会」の例会という仲間うちで憂さを晴らすことにしたのではないだろうか。…書いていて悲しくなってくる。ただ、この文章を読むと唐沢が東氏を攻撃する理由がなんとなく理解できるのは確か。


 ふと思ったのだが、唐沢俊一東浩紀伊藤剛さんを攻撃したことによって、「アカデミズム嫌いのオタク」の支持を得ることができたという点でそれなりのメリットもあったのではないだろうか。とはいえ、唐沢の言っていることは実は間違いだらけだったうえに、アカデミズム以上にオタク蔑視がヒドかった(『検証本』VOL.3を参照)わけで、東氏や伊藤さんが気に食わなくて唐沢を支持した人がいたとしたらお気の毒と言うほかない。敵の敵は味方、というわけにはいかないね。


 唐沢俊一東浩紀、どうして差がついたのか…慢心、環境の違い…。


 …あれ? シャレになってないような(モトネタ)。

動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)

動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)

トンデモ本の世界S

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キャラクターズ

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と学会年鑑AQUA

と学会年鑑AQUA