唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

仲良きことは…。

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・1970年代後半に札幌でアニメ関係のサークルに入って活動されていた方、唐沢俊一に関連したイベントに興味のある方は下のメールアドレスまでご連絡をお願いします。

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 唐沢俊一『古本マニア雑学ノート2冊目』ダイヤモンド社)P.157より。

 五反田のドブ臭い川のほとりにあった、五反田名画座も今はない。『エイリアン』『宇宙からの物体X』『イレイザーヘッド』の怪奇グチョグチョ三本立て、『サブウェイ・パニック』『ヒンデンブルグ』『カサンドラ・クロス』の乗り物パニック三本立て、みたいな、やたらマニアックな組み合わせが特徴だった。

 『宇宙からの物体X』という映画があるのか。遊星からの物体Xなら有名だけど。

 同じくP.167、169より。 

 あるとき、ここで明治学院大学映画部主催のオールナイトがあった。確か『新幹線大爆破』『昭和残侠伝』『緋牡丹博徒』『人斬り与太』『軍旗はためく下に』の五本だったと思う。まだ大学に入ったばかりだったが、受付をつかまえて生意気に、
「なかなかいい選択だが、キネ旬ベスト10系の権威に多少おもねったとことがありますな」
 などといばったことを言ったら、向こうで、
「OBの方ですか」
と言った。迷惑だったろうな。

 誰がどう見ても迷惑です。メンドくさい人だなあ。
 ちなみに、上記の五本立ての中で『キネマ旬報』のベストテンに入っているのは、『新幹線大爆破』(1975年第7位)、『軍旗はためく下に』(1972年第2位)の2本。これが入っていたのが唐沢青年にはひっかかったらしい。『キネ旬』ベストテンが東映やくざ映画に厳しかったことについては「暴動シネマ刑務所」(上手い!)を参照。今になってみると「アレを落とすのか?」と思うケースがしばしば見受けられる。『七人の侍』がベストワンを取れなかったのはあまりにも有名だけど(1954年第3位)。
 なお、名画座の受付に関連した話については9月14日の記事も参照していただきたい。


 もうひとつ、P.225の自著解説より『古本マニア雑学ノート』について触れたくだり。

 本書の正編である。サラリーマン評論家の植木不等式氏にダイヤモンド社を紹介してもらった。

 へえ、唐沢俊一にとって植木不等式と知り合ったことは本当に大きかったのだな。『朝日新聞』とつながりができただけでなく、出世作を出す出版社まで紹介してもらったのだから。

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