唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

テリトリアル・ピッシングス。

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・初めての方は「唐沢俊一まとめwiki」「唐沢俊一P&G博覧会」をごらんになることをおすすめします。
・1970年代後半に札幌でアニメ関係のサークルに入って活動されていた方、唐沢俊一に関連したイベントに興味のある方は下のメールアドレスまでご連絡をお願いします。

karasawagasepakuri@yahoo.co.jp


 『小説推理』で『新・餓狼伝』が連載再開したので毎月楽しみにしているのだが(マンガ版は突如休載になってしまったよ…)、今月号で堤城平が三日月蹴りを使ったので笑ってしまった。流行ってるなあ。あと、『獅子の門』の鹿久間源と天城六郎の出会いのシーンが立脇如水と松尾象山の出会いにソックリなのが気になる。…そんな検証に関係ない上に誰も得しないお話から今回の「唐沢俊一検証blog」は始まる。


岡田斗司夫の新刊『遺言』(ちくま書房)が今週末発売される。オタクの次は自分を死なせるわけか、と思ってしまったが、公式サイトの試し読みコーナー手塚治虫に「アニメのスタッフにならないか?」と誘いをかけられて、それを断った話が載っている。…『ぴあ』の「ガンダム論争」とはレベルの違う話だな。「オタクアミーゴス」で唐沢俊一が「昔、手塚治虫に名指しで批判されまして…」と自慢話をしたら、岡田も「俺も手塚治虫の誘いを断りましたよ!」とカウンターをかませば面白かったと思うけど。それからこんな記述もある。

 当時、アマチュアとプロの差は、圧倒的なものでした。一種超えがたい階級差が存在していたのです。
 アニメを制作しているプロは雲の上の人。アマチュアは、黙ってプロが作ったアニメ見てればいいんだ。文句を言うなんてとんでもない、という風潮が一般的だったんです。ファンが作品を批評することも許されない。オタクっていう言葉すらない時代でした。
 もともと、ネットがないから、ファンの声も届かない。
 ファン同士も、お互いに意見を交換したり、評価を共有したりできない。
 アニメ雑誌みたいなものはかろうじてできたんだけど、そこに載る読者の投稿もお行儀のいいものばかりでした。
 多少アニメ業界に対する批判はあっても、最終的には発展的な結論になっている。えらい監督や原作者が怒ったりしないように気を使いながら、編集者が選んだ感じのものばかり載っているわけです。

 唐沢俊一が札幌でやっていたというサークルは「お互いに意見を交換したり、評価を共有したり」していたようだが…。ともあれ、岡田が『ぴあ』での「ガンダム論争」を知らないのは明らかだ。あの論争では唐沢の罵詈雑言はともかく、他の投稿もわりと激しいことを書いていたもんね。
 …しかし、前から思っていたのだが、岡田は唐沢がどの程度のオタクなのか見切っていたんじゃないだろうか。町山智浩さん以外にも唐沢のウスさを見抜いていた人はいると思うのだが…、というよりいてほしいです。


・ガセやパクリではないけれど面白かったので紹介。
 『ランティエ』2007年1月号の特集「俺の鍋」で、唐沢俊一「もくち」を紹介している。

青山は学生時代から自分のテリトリーだったから、詳しいつもり。青山では青山値段とか青山風とかいうのが頑なにある。けれど『もくち』は、それを打破しようとしているところがいい。

 青山が「自分のテリトリー」というのがいかにもオシャレで笑ってしまった。まあ、青学の学生だったからウソではないのかな。今だと中野や下北沢が唐沢領なのだろうか。

ネヴァーマインド

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