なぁゲームをやろうじゃないか!!
ぺそみちゃんは良い。
池部良が亡くなったが、唐沢俊一は「追討」で『星を喰った男』の推薦の言葉を代筆したことを書くのだろうか。有名人が亡くなるたびに唐沢俊一スレッド@2ちゃんねる一般書籍板では「頼むから追討しないでくれ」と悲鳴があがっている。
本題。『サイゾー』2006年12月号、2007年1月号で唐沢俊一は『パワプロクンポケット9』発売記念の企画でコナミの藤岡謙治氏と対談している。別の藤岡さんとも対談してくれないものか、と思ったがそれはさておき。唐沢俊一は『パワポケ9』のジャケットに「私はこのゲームのやりすぎで原稿3本落としました。」という推薦の言葉を寄せている(公式サイト参照)。
対談の中で唐沢俊一は「大人でもわかる懐かしいネタが豊富だ」という具合に無難にゲームのことを褒めているが、ヘンなことも言っている。
あと笑ってしまったのは、主人公が拾い食いするところ(笑)。でも、拾い食いをするっていうキャラクターの行動様式も我々には身近ですが、現代の子供からしてみればあり得ないですよね。そういった意味では大人でも楽しめるゲームだと思います。
昭和30年代生まれの子供は拾い食いをやっていたのか。いや、今の子供でも拾い食いは笑えると思うけど。
さて、唐沢は対談の締めでこんなことを言っている。
僕だって、今日も対談前に片付けなきゃいけない原稿があったんだけど、ついついコレをやってしまった。ゲームに関して耐性ってもんが本当にないんで、長い間封印してきたんですが、久々にやったら止まらなくなっちゃいました(笑)
対談当日の「裏モノ日記」より。
朝7時目覚めベッドの中でぐずぐずして8時起床。入浴、洗顔、服薬後朝食。パンプキンの濃厚スープ、ピオーネ、柿。オノから毎朝届くスケジュール、今週後半もぎっしりでちょっとダレる。日・月は空いているので、ここには何も入れず原稿書きたい。
午前中をもっと活用したいのだが、最近はダラダラ。いかんいかん。原稿書きと、今日の対談仕事の準備、どちらも半チクになってしまう。弁当、シャケと肉入り卵焼き。バーバラから昨日のコメントまとめたものがメールされてきたので赤を入れて返す。
…うーん、この記述だけではゲームをやっているかどうかは微妙だな。本当にハマっちゃったのならその後も日記にそれらしき記述があるはずなんだけど見当たらないんだよな…。まあ、『パワプロ』なら自分も一応やったことがあるので、今度対戦しましょうよ! 小学生の頃にやった『ファミスタ』とか『燃えろ!!プロ野球』(“バントでホームラン”は禁止)でも可。
懐かしゲームネタとしては定番中の定番。
最近だと『メジャーWii パーフェクトクローザー』には腹を抱えて笑ったなあ(「クソゲー・オブ・ザ・イヤー2008」を参照)。
ただ、唐沢は『オタク論2!』(創出版)P.163でこんなことを言っている。
私はゲームも今はきっぱりやめているし、いわゆるバクチはパチンコすらやらない。いま、パチスロ機のネタになっているアニメや漫画の解説をする、という仕事をやっているんで、参考資料のため、という感じでやりますが、ゲームとしてはまるでやりません。何故かかというと、プロデュースという、比べ物にならないくらい難しく、全知能、全才能を使うゲームをリアルでやっていると、架空のゲームなんか、もう馬鹿馬鹿しくってやってられないんですね。選挙に出た立川談志が、“あれの興奮を覚えたらバクチなんておかしくって”と言ってたけど、それとおんなじね(笑)。
「架空のゲームなんか、もう馬鹿馬鹿しくってやってられない」と言っている人間が『パワポケ』に熱中したりしないだろう。本当にその場その場で言動を変える人だな。
「裏モノ日記」にある対談の模様。
2時15分、家を出て丸の内。三菱ビルにあるカンファレンスルームにてコナミの『パワポケ』対談。『サイゾー』のお仕事である。開発プロデューサーのF氏と対談。パワポケは渡り鳥シリーズのパロディとかが豊富で私向けというか、子供には許ネタ(原文ママ)が絶対わからんやろ、というようなギャグばかり。それで私が呼ばれたというわけ。サインをFさん、またスタッフの人から何冊も求められる。
「ウチの女房にも……」
というのもあった。女性ファン(既婚者)に案外自分のファンが多い、というのはここ十年くらいの発見である。対談はお仕事としてこなすが、あまりやったことのない分野の人だけに苦労した。それでも思っていたよりは順調にすんで、帰りがけ、サイゾーの方から、別口の企画のことで今度連絡します、とささやかれた。前に話のあったものであるが、すっかり忘れていた。
「対談はお仕事としてこなすが」というあたり、やはりTVゲームはあまり好きでないらしい。仕事を引き受けた唐沢も悪いけど、むしろ『サイゾー』の人選ミスだよなあ。養老孟司先生(TVゲーム好きとして有名)でも呼べばよかったのに。
ちなみに、同じ日の日記に興味深い記述があった。
11時、タクシーで帰宅。途中で運転手さんに、感にたえたような口調で
「NHKからお乗りでしたがアナウンサーさんですか? いいお声ですねえ」
と言われる。NHKにこんな格好のアナウンサーはおるまい。私は自分の声としゃべり方が嫌いで嫌いで仕方がないのだが、人はいい声と褒める。言われるといい声なのかも知れぬ、と思ってしばらくはいい気分になる。次に自分の声を聞くまでは。
へえ、そうなんだ。じゃあ、「唐沢俊一はしゃべりが上手い」「唐沢は声がいい」という根拠不明の説は本人から出たわけじゃないのか。
今回一番感じたのは、「得意じゃない分野の仕事を無理して引き受けない方がいい」ということだ。その場は良くても後からボロが出て、かえって文筆業としてサヴァイヴできないような気がする。唐沢俊一がゲームについて詳しくないというのはわかりきったことなんだから、無理して知ったかをしないほうがよいよいよいよいよいよいよい(例のアレ含む)。
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・初めての方は「唐沢俊一まとめwiki」、「唐沢俊一P&G博覧会」をごらんになることをおすすめします。
・1970年代後半に札幌でアニメ関係のサークルに入って活動されていた方、唐沢俊一に関連したイベントに興味のある方は下のメールアドレスまでご連絡をお願いします。
karasawagasepakuri@yahoo.co.jp
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