唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

パッシヴ・アタック。

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・1970年代後半に札幌でアニメ関係のサークルに入って活動されていた方、唐沢俊一に関連したイベントに興味のある方は下のメールアドレスまでご連絡をお願いします。

karasawagasepakuri@yahoo.co.jp


 『知的C級生活のすすめ』メディアワークス)の唐沢俊一によるまえがきでよくわからないところがあった。P.7より。

 世間は長いこと、正常の研究をA級とし、変態の研究をC級としてきた。しかし、A級はC級の豊穣なる土壌の上にしか花を咲かせない。われわれがC級のものを研究するのはキッチュ趣味のスノッブ性ゆえではなく、もっと、人間と生の本質に迫りたいからなのだ。まさにそれにこそ、ここに『知的C級生活のすすめ』を上梓する所以である。C級を知る者こそ、真の知的人間といえるのだ。
 そのC級生活を送るための基礎知識は、本書の執筆者たち、疑いもなく平成十年の今日における最もパッシヴでアクティヴでアナロジカルであると思われる変態探求者たちの文章中に、全て記されている。恐れずにページを開いて、どこからでもいい読みはじめてほしい。そこに、これからのあなたが、まったく新しい生活に目覚める鍵が潜んでいる。

 キッチュ趣味のスノッブ性」ってまさしく唐沢俊一のことじゃん、と思ったが、問題はその後にある「最もパッシヴでアクティヴでアナロジカル」だ。

「パッシヴ」

パッシブ【passive】
[名]受動態。
[形動]自分からは積極的に働きかけないさま。受動的。消極的。「―な行動」⇔アクティブ。

「アクティヴ」

アクティブ【active】
《「アクチブ」とも》
[名]能動態。
[形動]自分から進んで働きかけるさま。活動的。積極的。能動的。「―な若者層」⇔パッシブ。

 …意味が逆なんだけど。対義語マーク出ちゃってるし。本来両立し得ないはずのものが共存していることが「変態」なのである、ということなのだろうか。
 さらに「アナロジカル」の使い方にも首をひねってしまう。

[形]類推による, 類推的な.

 「変態」の方々は一体何を類推しているのだろう。日本語に直すと「最も受動的で能動的で類推的であると思われる変態探求者」になるけど、やっぱりわからない。「パッシヴ」は「情熱的」のつもりで使ったのかも、と憶測してみたけど、「アナロジカル」の方は思いつかなかったので、何か気付いた人がいらっしゃったらご一報を。

コレクテッド-スペシャル・エディション

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知的C級生活のすすめ

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