それが俺のジャスティス。
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ドミューンでの根本敬・町山智浩・柳下毅一郎の村崎百郎追悼番組は面白かった。村崎百郎は「実はいい人」と言われるのを一番嫌っていたというのを聞いて「やっぱり」と思った(だから、俺が「村崎百郎はいい人」って言ってるのは褒めてるわけじゃないんですよ)。マスコミは唐沢俊一でなくこの3人にコメントを聞きに行くべきだろう、と思ったけど、果たして使えるものになるかどうかはわからない。
さて、その番組の中で柳下さんが「唐沢俊一を批判している人が正義を笠に着ていて嫌だ」という内容の発言をされていた。まあ、唐沢俊一ウォッチャーにも様々な立場があるのだろうけど、とりあえず自分の立場を明らかにしておこう。前から言っていることのくりかえしになるけど、最近新しく来られた方もいるだろうし。
自分が唐沢俊一を検証しているのは「面白いから」です。だって、「ロバート・ケネディ大統領」「縄文人が古墳を造った」「ショーン・コネリーはIRAを支援している」などのガセビア、連載のセルフコピペ、「『宇宙戦艦ヤマト』はわしが育てた」というヘンな武勇伝、学歴について訊かれても何故かごまかす…、そういう人って面白くないですか?
ただ、唐沢ヲチの難しさは「盗用」という被害者が現に存在している事件があるせいで純粋に面白がれない、ということがあるかと思います。ネタと批判のバランスを上手く取るのが難しいところで、ネタを書くと「ふざけるな」と言われ、批判すると「正義ぶっている」と言われるのがツラいところではあります。自分としては「唐沢俊一がろくでもないのはわかりきったことだ」「唐沢を批判している人は正義ぶっている」と言って何もしないよりは検証を続けた方がまだマシだと思っていますし、この2年間、自分がやってきたことは全くのムダではなかったと信じています。
自分のことを「正義」だと思ったことはありませんが、「自分にとっての正義」に基づいて行動しているとは言えると思います。「盗用をくりかえし被害者を貶める言動を取る人間を無視してはいけない」「間違った雑学を放置してはいけない」…、「正義」といってもその程度のものです。柳下さんがダメな邦画を批判しているのも、柳下さん個人の「正義」によるものだと思うので、自分のやっていることと実はそんなに違いはないと思います。
村崎百郎の事件がきっかけになってしまったのか、自分に対してもいろいろなことが言われているようですが、唐沢俊一の問題について興味を持ってくれる人が増えればそれでもかまわないのかな、と思っています。柳下さんだって「と学会に入ろうかな」とは言えても「唐沢俊一の味方になろうかな」とは言えなかったわけですからね。
カッコよすぎ。でも実は「それが俺のジャスティス」という歌詞はない。
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