唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

誰かのプラスになる記事なのか。

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 週刊新潮』7月29日号「「ゲーム内恋人」と温泉一泊「チェリーボーイ」一体何が楽しいか!」という『ラブプラス+』熱海キャンペーンを扱った特集に「評論家の唐沢俊一氏」が登場していた。…『ラブプラス』どころかギャルゲー自体やったことないだろうに。

 現実と非現実をあえて混交させ、2次元の世界に軸足を置いていることを誇る価値観が『オタク』の人たちの間にはあります。女性はドラマチックな恋愛を求めたがりますが、オタクたちは自分に彼女ができることがファンタジーで、しかも旅先が熱海という手の届く範囲。現実離れせず、いかにもあり過ぎるような話に、キュンとなるのでしょう

 「自分に彼女ができることがファンタジーって。「彼女のいるオタク」「結婚したオタク」というのは唐沢の視界に入らないのだろうか。
 「熱海」だからこそ盛り上がる、みたいな言い分もどうかなあ。「エクストリーム・ラブプラス」というのもあるんだけど(現在「南日本編」展開中)。それにオタクは「聖地巡礼」となれば何処へでも行く。たとえば、『けいおん!!』の豊郷、『true tears』の富山、『ひぐらしのなく頃に』の白川郷とか。『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』の聖地巡礼スペインに行った人もいるしなあ。すげえ。

 というわけで、唐沢俊一は通常運転であった。ただ、今回の唐沢俊一は「擁護派」として意見を述べているわけで、「否定派」として稲増龍夫も登場している。

アニメファンの世界では、以前から『聖地巡礼』といって、作品の舞台を訪ねる人たちがいました。いわゆる2次元症候群で、漫画を通して現実と関わりを持とうという行為だとは言えます。

今回のようなバスツアーは、普通に考えればメディアの取材など、好奇の目に晒されるのは確実。それでも参加するのであれば、いわゆる『世間の声』というのが彼らにとってもはやリアルでないということでしょう。現実との接点を模索するのではなく、バーチャルの世界に没頭してしまっているわけで、その意味では引き籠りより危ないかもしれませんね

 ちゃんと「聖地巡礼」について説明しているあたりは、さすが大学教授だけあって唐沢よりは知識があるんだけど、引きこもっても「聖地巡礼」してもダメとはツラい。聖地巡礼」でトラブルを起きているのも事実(たとえば『涼宮ハルヒの憂鬱』の西宮北高校に無断で入るファンがいるとか)なので、気をつけなければいけないんだろうけど、聖地巡礼」も「現実との接点を模索する」行為だと考えていいのではないか。今回は唐沢より稲増教授の方が問題かもなあ。もちろん、『週刊新潮』が一番問題なんだけど。


 それから、記事を読んでいて思わず笑ってしまったくだりを紹介しておく。

 が、そこまで。「15歳以上対象商品」ではあるものの、同衾へと発展することはない。つまり主人公は、ゲーム中では永遠に「チェリーボーイ」のままである。にもかかわらず、高校生に自らを投影してのめり込むプレーヤーたち……。

 …っておい。まるでエロゲをやった方がいいかのような言い草だな。 エロゲでも「聖地巡礼」は一応できるんだけどね(たとえば『つよきす』は横須賀が「聖地」)。
 いいのか? 「同衾」してもいいのか?


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