唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

唐沢俊一編集者列伝。

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・初めての方は「唐沢俊一まとめwiki」「唐沢俊一P&G博覧会」をごらんになることをおすすめします。


3月13日唐沢俊一検証プレイベント」が開催されるそうです。猫遊軒猫八さんがお困りのようなので、イベントについてご意見を聞かせてほしいとのことです。本イベントでは一般参加者から意見を聞く場を設けるのが難しそうなので、意見を言いたい人にはいい機会だと思います。猫八さんのブログからふるってご応募お願いします。自分も一応参加して二言三言しゃべろうかと。ちなみに、会場がまだ決まってないようなので「原宿駅近辺のイベントスペース」でやりましょう」と猫八さんに提案しておきました。できれば、唐沢俊一ゆかりの場所で開催したいので、「本イベントも「楽園」でやりたい」と言ったりしてます。こんな具合に無茶なことを言って猫八さんを困らせてばかりいるのであった。

・で、猫八さんが唐沢俊一に出演依頼したところ、即座に断られたそうで。うーん、残念。「検証イベント」を欠席裁判にしないためにも参加してほしかったんだけど。向こうの条件は極力飲むつもりだったし。まあ、俺のことを信用できないというのはわかるけど、それだったらどうして去年の夏コミ前に「一度会いませんか」とメールに書いていたんだろう。信用できない相手と会ってどうするつもりだったのか気になる。とはいえ、これで状況は確実に変化していくと思う。

前回の記事で紹介した『フィギュア王』の同一連載での原稿使い回し事件はかなり反響が大きかったようだが、オリジナルの文章では「減少した」と正しく書かれていたのに、コピペしたら「現象した」と間違ってしまった謎についてはコメント欄や唐沢俊一スレッド@2ちゃんねる一般書籍板でも多くのご指摘をいただいた。代表してkokada_jnetさんのコメントを紹介させていただく。

kokada_jnet 2010/02/25 11:14
コピペして劣化したということは。前回は、校正段階で誤りを直し。唐沢が保有している文書ファイルは、間違ったままだったのではないでしょうか。
今回は、締め切りギリギリで校正の暇もなかったのでしょう。
また、発表原稿の文書ファイルを、雑誌ごとに整理して格納していないんでしょうね。杜撰すぎますね。

 なるほど、そういうことなら上手く説明がつく。実際、今回の『フィギュア王』の原稿は遅れていたようだ。「裏モノ日記」2月11日より。

談奈に挨拶。打ち上げに誘われたがいろいろ雑用もあるので
辞去、地下鉄で帰宅。
遅れているフィギュア王原稿にかかる。
半分くらいやったところで気圧に負け、放棄。

フィギュア王』は24日発売だから、これは結構遅いんじゃないかなあ。25日発売の『ラジオライフ』の締め切りは前月末だそうだし。原稿が遅れた結果、チェックする余裕も無くて、ついつい見逃してしまった、ということなのだろうか。


・では本題。「トンデモない一行知識の世界」唐沢俊一の著書を担当した編集者のリストが作られていたので自分もやってみようと思う。とりあえず現時点でわかる限りの情報を挙げてみる。まず最初に現在の連載を担当している編集者から。


唐沢俊一のトンデモ都市伝説探偵団』(月刊ラジオライフ):続木順平
唐沢俊一のトンデモクロペディア』(月刊フィギュア王):中山基
『社会派くんがゆく!』(Web連載):河田周平


 『エンサイスロペディア』『世界ヘンタイ人列伝』の編集者は不明。中山氏は『フィギュア王』編集長でもある。補足しておくと、『ラジオライフ』編集長の遠藤悠樹氏は、『唐沢俊一古今東西トンデモ事件簿』での盗用発覚の際に唐沢を擁護している。「無断引用」はNGワードにしようよ。
 続いて過去の著書の担当編集者を著書の発売順に挙げていく。必要に応じて情報を補足している。


『ようこそ、カラサワ薬局へ』(徳間書店):志儀保
 『ようこそ、カラサワ薬局へ』の文庫版である『薬局通』(ハヤカワ文庫)のあとがきで志儀氏が担当者であると書かれている(『薬局通』の担当者は不明)。この後のリストを見ていくと、どうやらこの志儀氏が最大のキーパーソンらしいとわかる。唐沢俊一の最初の著書を担当し、その後幻冬舎で文庫化を数多く担当しているのだ。そして、トテカワさんこと山田京子さんを唐沢に紹介しているのもこの人である。

『脳天気教養図鑑』(青林堂):志村勝紀
       (幻冬舎文庫):志儀保

『kamidas』(同文書院):来須明
 『Kamidas』の文庫版である『育毛通』(ハヤカワ文庫)の担当者は不明。

『古本マニア雑学ノート』(ダイヤモンド社):長井弘勝
              (幻冬舎文庫):志儀保

『大猟奇』(幻冬舎文庫):志儀保

『カルト王』(大和書房):伊藤岳人
     (幻冬舎文庫):志儀保

『トンデモ美少年の世界』(光文社文庫):不明
※この本に収録されているのは、『JUNE』に連載されていた『シークレット・レポート』というコラムだが、佐川俊彦『JUNE』編集長が唐沢に連載を依頼したとのこと。

『トンデモ一行知識の世界』(大和書房):伊藤岳人
            (ちくま文庫):松本良次
 
 ちくま文庫版の解説を植木不等式氏が担当しているが、唐沢俊一は植木氏を「現在における粋人の正統的末裔」と紹介している。「粋人」ってコネを大事にする人のことなのかなあ。

『お父さんたちの好色広告』(ぶんか社):中西如
            (ちくま文庫):松本良次

『B級学(マンガ編)』(海拓舎):海拓舎スタッフ
 唐沢俊一はあとがきで自分のことを「名代の早口」と言っている。自慢しているのかなんなのか。

『トンデモ創世記』(扶桑社文庫):芝崎淳(編集協力)

『カラサワ堂怪書目録』(学陽書房):橋本昌彦

『裏モノの神様』(『週刊アスキー』連載担当):江本剛
            (イースト・プレス):倉田雅弘
               (幻冬舎文庫):山田京子

『とても変なまんが』(早川書房):阿部毅

『カラサワ堂変書目録』(学陽書房):橋本昌彦
          (光文社文庫):小畑英明

『トンデモ一行知識の逆襲』(大和書房):伊藤岳人
            (ちくま文庫):松本良次

『裏モノ見聞録』(『Web現代』連載担当):井上威朗
               (講談社):堀田純司

『笑うクスリ指』(ノーザン・クロス):伊田行孝

唐沢商会のマニア蔵』(スタジオDNA):マイストリート(高見澤秀)

キッチュワールド案内』(『SFマガジン』連載担当):塩澤快浩
                   (早川書房):阿部毅

『ダメな人のための名言集』(幻冬舎文庫):山田京子

『裏モノ日記』(アスペクト):河田周平

『近くへ行きたい』(講談社):山崎英文

『こんな猟奇でよかったら』(ミリオン出版):山崎三郎
 以下、ミリオン出版から出ている著書は全て山崎氏が担当している。

『お怪物図鑑×物々冒険記』(ワールドフォトプレス):土居輝彦・Kazuhisa Sekiya
おそらく「関谷」氏なのだろうが漢字表記は不明。

『怪奇トリビア』(竹書房文庫):中西如(編集協力)
 あとがきで『お父さんたちの好色広告』が『お父さんたちの好色公国』と誤記されている。自分の本のタイトルを間違えるとは。ジーク・コウショク!

『猟奇の社怪史』(ミリオン出版):山崎三郎
        (『ラジオライフ』連載担当):豊田拓臣

 この本の中には一部『ラジオライフ』連載の『唐沢俊一古今東西トンデモ事件簿』が含まれている。

唐沢俊一の雑学王』(廣済堂出版):伊藤岳人
 大和書房から廣済堂出版に移っても伊藤氏は唐沢を担当していたわけだ。

『史上最強のムダ知識』(廣済堂ペーパーバックス):伊藤岳人

『オタク論!』(『創』連載担当):久保友美子
 久保さんはその後『婦人公論』編集部に移籍し、唐沢俊一オタクがらみのトンデモコラムを発注している。

『新・UFO入門』(幻冬舎新書):山田京子
 山田さんは現在朝日新聞出版で勤務されている。

『泣ける猟奇』(ミリオン出版):山崎三郎

唐沢俊一のトンデモ事件簿』(三才ブックス):豊田拓臣
 豊田氏はその後三才ブックスを退社し、現在は楽工社で勤務されている。

『カルトの泉』(ミリオン出版):山崎三郎

『オタク論2!』(『創』連載担当):大内明日香

『昭和ニッポン怪人伝』(大和書房):三浦千裕
 三浦氏は『昭和ニッポン怪人伝』発売直後に大和書房を退社し、別の出版社に移ったらしい。

『博覧強記の仕事術』(アスペクト):大内明日香


 …以上! 不足分はいずれ埋めていきたい。
 それから、くれぐれも誤解しないでほしいのだが、ここで挙げた編集者の方全員に問題があるわけではない。唐沢俊一と一緒に仕事をしただけで悪いと決めつけてしまってはいけない。著書の内容を見たうえで、仕事ぶりに問題があったかどうかを具体的に判断していくべきだろう。

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