唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

「コミックマーケット77」レポート(前篇)。

 新年あけましておめでとうございます。今年も「唐沢俊一検証blog」をよろしくおねがいします。


 …って、もうすっかり年が明けまくっているわけだが、ぶっちゃけた話、帰省した実家で熱を出して寝込んでいたせいでこんな感じになってしまったのである。今はすっかり元気で『文壇栄華物語』やら『ひらめきはつめちゃん』を面白く読んでいるので心配はご無用。…賞味期限切れの疑いもあるけど、一応レポるか。


 コミケの当日は8時半にビッグサイト西ホールに入場した。自分のブースである「り-42a」を探してテーブルに貼られた番号をチェックしながら歩く。…ふと顔を上げるとそこにはあくび真最中の唐沢なをきの姿が。…初めて生で見たけど、外見は本当にソックリな兄弟だなあ。幸先がいいのか悪いのか。
 ともあれ「り-42a」にたどりつき、ジャケットを脱いで椅子にかけておく。シャツの上からベストを着用しているので、ほんのり執事っぽい格好になった。…今回もコスプレをしたかったのだが、前回のコミケで思いのほか目立ってしまい、身内にいろいろと心配されたので、唐沢俊一が来ないんだったら突っ張る必要もないと思ったわけである。…夏に唐沢が来るなら、また何かやりたいけどなあ。
 いつもいろいろとお世話になっているへーげる奥田さんと新刊を交換した後、目の前のブースに赤セイバーのコスプレをした白人の女の子がいるのでビックリしたり、さらにその向こうに「うどんや」が配置されているのが見えたりで、なんだかテンションが上がっていくのだが、ダンボールが多すぎてどこから手をつければいいのかわからない。…と、そこにマチュアバイスの2人組が登場し、テキパキと設営していく。というわけで、必然的に今回の俺はルガールということになる(髪型はギース様っぽいけど)。有能だけど礼儀には厳しい秘書なので、こっちがうっかり座ったまま応対をしていると背中にメタルマサカーをぶちかましてくるので油断できない。早くオロチの力を手に入れなければ…、そんな風に妄想しているうちに秘書2人組によって設営は完了していた。俺無能すぎ。夏もお世話になった伊藤剛さん、永山薫さん、昼間たかしさんと少し話したり。…うちの女性陣が伊藤さんの帽子を気にしていたなあ(夏は藤岡真さんのスニーカーを気にしていたっけ)。
 10時に開会するなり、購入希望者が何人もやってくるが、この辺は夏と同じなので、もうさほど驚きもせず、なんとか落ち着いて応対することができたはず。…しかし、ここで新刊と一緒に渡すはずの「おまけ」を入れた本体のケースを家に忘れてきたことに気づき、かなりヘコむ。辛うじて30冊だけは手元にあったのだが、あっという間になくなってしまった。新刊を買っていただいた方全員にお渡しできなくて本当に申し訳ない。自分でも苦労して作ったものを捨てるわけにもいかないので、夏コミのおまけとして渡すことにしたい(夏用のおまけも作る予定)。
 そこへ伊藤さんが『ゲームラボ』の編集者の方を連れてやって来られた。「いつも『ラジオライフ』がご迷惑をおかけして…」と言われて恐縮してしまう。「ああ、どっちも三才ブックスから出ているのか」と気づくのに数秒かかった。…まあ、確かに唐沢俊一に関しての『ラジオライフ』の行動は謎だ。『フィギュア王』や『パチスロ必勝ガイドNEO』、それにアスペクトはまだわからなくもない。「せっかく長く続いた連載をいじるのも…」と面倒くさがって対応しない、というのはいかにもありそうなことだ(もちろん褒められたことではないし、放置すればするほどダメージは大きくなっていく)。最近新しく連載が始まった『熱写ボーイ』にしても、唐沢俊一という世間でそこそこ名前が通っているライターが書いてくれるだけで満足しているのだろう、と想像できる。…しかし、『ラジオライフ』は違う。路線変更&リニューアルしてまでなんとか唐沢俊一の連載を続けようとしているのだ。どうしてそんなに頑張るのか本当にわからない。ラジオライフ』の唐沢の連載は分量が多いので検証するのは確かに骨の折れることだが、自分の苦労など、唐沢の連載を続けるために『ラジオライフ』が費やした労力に比べれば本当に微々たるものだ。しかも、『ラジオライフ』の努力の甲斐もなく、唐沢はリニューアル第1回目から「縄文人が古墳を造った」とやらかしているのだ。まさに「無駄な努力」。…もはや編集ではなく何かの罰ゲームなのでは?とすら思えてくる。

 …そんな風に『ラジオライフ』の謎の奮戦ぶりに思いをめぐらせていると、伊藤さんから衝撃的なお知らせが。
「さっき、藤倉珊がこっちのブースをのぞいてましたよ」

はいいい〜〜〜?

 全然気がつかなかった。そういえば、俺は藤倉氏の顔を知らない。「トンデモ本大賞」でも遠くからしか見てないし。…しかし、本当に見ていたなら、声をかけてくれてもよかったのに。うちのブログで藤倉氏の批判もやったんだから。その後、「と学会」のハッピを着た人がうちのブースの前を通り過ぎていったので、マチュア

「…と学会だね」
「…うん、と学会だな」

と二人して呟いてしまったり。山本弘会長に会いに行くので少し緊張気味だったのかも。夏コミのドラゴン山崎氏の一件もあったしね。今回は周囲にとても心配されてしまった。

 さて、タイミングのいいことに山本会長への本の贈呈&謝罪に立ち会うことになっていた冒険風ライダーさんがここで登場。テンパっていたせいか、いろいろと失礼な応対をしてしまう。それに関しての冒険風ライダーさんの感想(「場外乱闘掲示板」の№319参照)。

一連の会話から受けたkensyouhan氏の第一印象は、一言で言えば「強面のイタリア風?イケメン」というところですかね。どことなく日本人離れした外国人的な顔を想起させる端整な顔立ちで確かに「イケメン」と呼ばれているのも充分に頷けるものです。ただ、コミケで緊張していたのか素で他人に愛想を振りまくのが下手なのか、表情からはどことなく強面な雰囲気を漂わせていて、低い声の調子も相まって、話しかけると常に不機嫌な応答が返されているような感触を最初は感じたりしていました(^^;;)。
 私は色々あってこの後もkensyouhan氏とは何回か会話を交わしましたし、後で一緒に山本弘の検証本贈呈に行った際には共通の話題で盛り上がりもしましたので、その過程で何となく負のイメージがある第一印象は霧散していったのですけど、その第一印象だけが全てと言って良い、初めて検証本を買いに「西理研」に来た際にkensyouhan氏に一度話しかけるだけの人達には、その負のイメージがそのまま残ってしまうのではないかと思わずにはいられませんでしたね。何というか、kensyouhan氏は第一印象だけでイキナリ損をしている人なのではないかと。
 そのkensyouhan氏と一緒に売り子をやっていたクローソー女史は、さすが2chおよび唐沢俊一検証の関連ブログで好評だったのも充分に頷ける、こちらも「どことなく日本人離れした外国人的な顔を想起させる端整な顔立ち」の美人な方で、一方、人当たりはkensyouhan氏の第一印象とは比べ物にならないほど良く、話しやすく明るい女性という印象でした。

 …不徳のいたすところでございます。ただ、自分自身でも「無愛想」「怒っている」「元気がない」と言われるのは気にしていて、本当はそうではないんだ、とアピールするようにはしている。今回の冬コミでも「元気ありませんね」と言われたので、五代雄介ばりにニッコリ笑ってサムズアップを決めたところ、微妙なリアクションをされるわ(いきなりやった俺が100%悪いけど)、「人の顔に向かって手を伸ばしたら失礼」「自分のキャラに合わない行動を取らないように」とマチュアガチで説教される始末。…今後も無愛想キャラで頑張っていこうかと。

 その後、外から風が吹き込んで寒くなったのでジャケットを羽織ったおかげで、執事スタイルから単なるオールバック&スーツにチェンジ。南国育ちで寒さには滅法弱い自分が「おおおおおほおおおほおお」と震えているのを見かねてバイスが背中にホッカイロを貼ってくれる。
 と、そこへ冒険風ライダーさんが再登場して、ドラゴン山崎さんが来ているみたいですよ」という情報を聞かされる。しかし、それを聞いたところで、

「はあ…、来ているんですか」

 としか言えない。こっちからどうにかできた話でもないし。「突然自分のところにやってきてはしゃぎまわった挙句にmixiで一方的に勝利宣言した人」に対しては、100人いれば100人とも困惑することしかできないと思う。現に俺の隣のマチュアも困っている。またやってこられても何か前向きなことが起こるとは期待できそうもないしなあ。どうしたものか。うーん。
 しかし、心配ばかりしていても仕方ないので、冒険風ライダーさんと一緒に山本会長のところに行くことにしたのであった。

                                  (つづく)
 

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