唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

何が彼をそうさせるのか。

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・初めての方は「唐沢俊一まとめwiki」「唐沢俊一P&G博覧会」をごらんになることをおすすめします。


岡田斗司夫のブログに『BSマンガ夜話』に関する情報があってちょっとびっくり。最近でも伊藤剛さんが出演を拒否された件や唐沢なをきの『マンガノゲンバ』取材中断事件とかいろいろあったけど…。唐沢俊一と仲良しの弓削哲矢ディレクターはどうしてるんだろうね。


唐沢俊一市橋達也に萌え萌えだったことは記憶に新しい(詳しくは11月15日の記事を参照)。最新刊『社会派くんがゆく! 疾風編』(アスペクト)でも書き下ろしコラム2本とあとがきで市橋について触れ、『熱写ボーイ』2010年2月号掲載の「世界ヘンタイ人列伝」でも市橋をテーマにしている。…すごいなあ、この情熱。
 とはいうものの、市橋が絶食をやめ、自供を始めた今となっては唐沢の片想いが市橋のイメージを大きくしていただけだったことが証明されてしまったわけだが、とりあえず今回は『社会派くんがゆく!』のコラムを紹介してみる。1本目はP.248掲載のマイケル・ジャクソン市橋達也である。

 二〇〇九年もそろそろ終盤という時期になって、日本犯罪界に市橋達也というスーパースターが誕生した。整形を繰り返し、逮捕後は断食をしていたこの市橋の行動を見ていて、誰かを思い出すような気がするのだが、と、よく考えたら、スーパースターはスーパースターでも、六月に亡くなった、マイケル・ジャクソンだった。
 マイケルの整形手術は有名どころか、彼を語る際の一種のキーワードであるし、また、彼がファスティング(断食)療法の実践者であることはファンにはよく知られるところであるだろう。一部報道では市橋は女装したとか、ウリセンバーに勤めて警察の目をごまかしたとか言われているが、これもマイケルの趣味嗜好に激似ではないか。市橋は自分と同じく親を憎んでいるマイケル・ジャクソンに憧れていて、整形や断食といった行為を我が身に課したのではあるまいか?

 同じ「整形」「断食」でもマイケルと市橋とでは目的が全く異なると思う。市橋は「趣味嗜好」でやったわけではないし、ましてマイケルに憧れて整形や断食をしたわけでもないだろう。逃亡中の人間がマイケルをリスペクトして整形するなんてずいぶんとノンキな話だ。

そして、両者の最大の相似は“白人好き”ということである。それも、市橋に殺されたリンゼイさん、マイケルの二度目の妻であるデビー・ロウと、どちらも多少(かなり?)ふっくらめの女性が好みらしい。ここらへん、やはり痩せぎす男は太った女性が好みなのか。

 じゃあ、タイガー・ウッズも市橋に似ているのか。白人女性が好みというのは日本人でもわりといるから、そこを「最大の相似」と言われても。それにリンゼイさんは太っていると言えるのかどうか。

そして、何より市橋が最もマイケル・ジャクソンにあやかりたいと思っているのは、マイケルがあれだけさまざまな嫌疑をかけられ裁判を起こされながら、ことごとく無罪になったことであろう……。

 ここまで強引に「市橋=マイケル」説を唱えていたのに、市橋が絶食をやめてしまったのは、唐沢にとっては非常に残念なことだと思う。まあ、でも、独房の中でムーンウォークしているかもしれないよ。


 2本目はP.278掲載の「昭和の時代にも市橋達也はいた?」である。

 エンドレスエイトの話が出ていたが、どうも犯罪の世界もエンドレスエイトらしい。前回の市橋容疑者にファンクラブができて、イッチーはイケメンだから無罪だとキャアキャア騒ぐ女たちが多出し、ネットの一部では不謹慎だなんだと、モテ男に嫉妬した(?)連中から糾弾を受けているが、似たような犯罪者のアイドル化は戦後すぐに、その実例がある。

 『社会派くんがゆく』最新号で、唐沢は次のように発言している。

唐沢 逮捕直後の市橋の姿を見てキャーキャー言ってる市橋ファンクラブの女どもがけしからん、みたいな意見をよく見かけるんだけどさ、オレ、ネット上をかなり探し回ったんだが、話題になったミクシィのコミュ以外に、「市橋クン、ステキ」とか書いてる女、見たことねえぞ(笑)。ただひたすら、「市橋萌えしてる女は許せん」って怒ってる人のコメントばっかが延々あるだけで、これは(たった数人除いて)ありもしない「市橋ファン女」という存在が、都市伝説として一人歩きしているだけなんじゃないかと。

 市橋ファンの女性は「多出」なんかしてないと自分で言ってるのに。
 で、この後、「バー・メッカ殺人事件」の正田昭を「犯罪者のアイドル化」の例として紹介しているのだが、『熱写ボーイ』最新号の『世界ヘンタイ人列伝』でも市橋と正田を比較しているので、使いまわしの激しさというか芸のなさに呆れてしまう。唐沢もさすがに何度もやるのはマズいと思ったのか、『世界ヘンタイ人列伝』では市橋を正田とともにテッド・バンディとも比較しているのだが、これにもちょっと問題があって…。詳しくは後日。

市橋ファンクラブの出現に「日本オワタ」と言っている人は多いが、なに、戦後すぐからずっとこの国はエンドレスエイトなのだ。違いはもう、芸能人が死んでも森繁久彌のあの弔辞が聞けないということくらいか。あれこそエンドレスエイトと思っていたのだが……。

 何回エンドレスエイトって言ってるんだ。どうせ本編を観てもいないんだろうなあ。(オタク的な)世間はもう『消失』の映画版に興味津々だというのに。

これと『UBW』だけはなんとか劇場で観ねばなあ。


 しかし、こうなると唐沢を今年の『日本オタク大賞』に呼んでほしい気もしてきた。最近のオタク事情に疎い(昔から詳しくはないのだが)唐沢が村崎百郎からたまたま仕入れたエンドレスエイト」というキーワードひとつだけで無理矢理乗り切ろうとするのを微笑ましく見守るというのもいいのかもしれない。オタク業界関係者もこの際思い切って唐沢を「いじられキャラ」として開花させてみてはどうだろう。


社会派くんがゆく!疾風編

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