唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

パチミツとグローバー。

略して「P&G」。膿野地下が描く文筆業サバイバル塾や劇団を舞台に繰り広げられるさわやかじゃない青春ドラマ。実写版ではダニー・グローバーラッキー・グローバー役で出演した。


 『社会派くんがゆく!』後半戦。前半戦は16日の記事を参照。
唐沢俊一村崎百郎は「結婚詐欺連続不審死事件」に大盛り上がりであるが、それについてのツッコミは「トンデモない一行知識の世界2」に譲ることにして、毎度おなじみのブーメラン現象を取り上げる。

唐沢 (前略)しかし、人間って悪いこと考えようとすると、いくらでも知恵が働く生き物なんだって痛感するね。

 そうですね。自分も日々痛感させられています。

唐沢 そのためにネットを駆使して自分を作り、常にエサを撒いていたというね。でも、バレたのは、あのモデラーの彼が練炭で死んでいたことで、「前日まであんな幸せそうだった人が、練炭自殺なんかするわけがない」って怪しまれて足がついたわけでしょう。だからこの女、ネットをうまく利用していたつもりで、実はネットに復讐されたわけだよね。あれだけが誤算。


村崎 ネットを悪用して調子に乗ってる奴は、いずれネットに仕返しされるんだな。でも人生いたるところにこういう奴はいるんだよ。マジで純情な喪男は騙されないように気をつけたほうがいいぞ。

 村崎百郎喪男より目の前の人にネットの恐ろしさを注意すべき。

村崎 犯行履歴を見ていると、最近になるにつれて殺しのスパンが短くなっているよな。たぶん、どんどん贅沢な暮らしになってきた分、急務の金が必要になってきたってことなんだろうと思う。あのブログ読んでいても、料理の話と“今日はどこそこでご馳走を食べてきました”って話ばっかりなんだよ。生活の愚痴とかそういうのは、一切書いていない。それをカモに見せて、“ああ、家庭的で料理好きの、身持ちの堅い人なんだな”って思わせることは、わけないことなんだよ。見た目が地味なブスでも遊び好きな女はいるし、派手な美人でも家庭的な女もいるんだよ! 上っ面しか見てないと、こうやってコロッとだまされるんだぞ。

 これは「裏モノ日記」にも言えることだな。あの日記を読んでいても打ち合わせでウケた話と「今日はどこそこで飲み歩いてきた」って話ばっかりだからね。それを読んだ人が「ああ、唐沢先生ってスゴい人なんだな」って思う…かというとそうでもないんだけど。ツッコミどころが多すぎるからね。岡田斗司夫は「裏モノ日記」を読めば世の中の動きがわかる、とか言ってたけど今でも読んでいるのだろうか。

唐沢 良心がなくなると人間、何だってできるからね。こうなると犯罪もゲーム感覚。あの手この手でたらしこんで、金振り込ませて、見事練炭で殺せたらゲーム終了。新たに詐欺に手を染めるたびに、そのタイムを短くするのを楽しんでいたんじゃないかってくらい。

 P&Gの常習犯の話には妙にリアリティがあって怖い。


 ブーメラン現象の他に気になったところ。

唐沢 恋愛でバカになるのは女じゃなくて、男のほうだからね。どんなに高い地位にある人でも、一度女にはまったらたちまち腑抜けになるってケースは、ここ数年のニュースを聞いても本当によくあることなんだなって思うものね。完全に精神病でしょ、これ。ほかの交友関係をシャットアウトして、目の前の相手だけ見つめるっていうのは、ある意味、人として常軌を逸している行為。だけどこれがないと、恋愛や結婚なんでできるわけがないのよ。特に先がない人は、遺伝子を残せというDNAの命令に従うためにも、とにかく目の前の相手を配偶者という視点以外では見れなくなってしまうから。

 「精神病」とか言葉遣いが迂闊。AV女優を差別するようなことも言ってたしなあ。鬼畜ネタを扱うのなら常識をわきまえている必要があると思うのだが。鬼畜が鬼畜ネタを語っても芸でもなんでもないよ(だから唐沢の盗用が発覚したときに『社会派くん』は終了すべきだったと思う)。

唐沢 ネットやっていると、そういう倫理のハードルを超えやすいってところはあると思うよ。現実に他人と接していると、相手の息遣いとか温もりとか、生きている存在としてお互いの生の空気を、頭や心ではなく、身体で感じることができて、それで他人のことを好きになったり嫌いになったりするわけでしょう。こうやって(と、指を叩く)他人のちょっとした指先の動作を見ただけで、その人のことが好きになっちゃうケースっていうのも、オレ、見てきたから。でもネットだとこういう肌と感性で感じるコミュニケーションというのは一切無視されて、お互いデータでしか人を見れなくなる。そこからスタートしていい関係ができる場合もあるんだろうけど、やっぱり頭の中だけの関係というのは弱いと思うんだよね。

 「人が恋に落ちる瞬間を見てしまった」って『ハチクロ』じゃないんだから。…っていうか、他人事のように語っているけど、これは唐沢俊一本人の体験談だと思う。「トテカワ」さんや市橋達也への萌え方を見ていると、結構惚れっぽいんじゃないかと。
 しかし、ネットでの関係より現実の関係を重視しているなら、夏コミで漫棚通信さんに面と向かって謝罪すればよかったのに。藤岡真さんを漫棚通信さんだとカンチガイしていたくらいだから、よっぽど気にしていたんだろうけど。それに自分が献本したときに面と向かって文句を言ってもよかったんですよ。あれからさっぱり連絡は来ませんが。冬コミでも献本させていただきますのでどうぞよろしく。「東文研」が落ちていても「と学会」のブースには来るだろうしね。そうしたら、山本弘会長にも献本できて好都合。

唐沢 もう、パンドラの箱は空けられてしまった(原文ママ)からには、オタクたちも一致団結して自衛すべきだね。オタク再教育塾でも開こうかな(笑)。

 …えーと、これはあまり言いたくなかったんだけど、オタクの女性問題を気にするより、自分の問題を気にした方がいいと思う。プライヴェートに関わる話なので詳しくは書かないけど、それなりの情報は自分も聞いているので。まあ、唐沢俊一をダマしても何の得があるかはわからないが。


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