がんばれトテカワさん。
・『唐沢俊一検証本VOL.1』、通販受付中です。タコシェの店頭でも販売中です。
・『映画秘宝』11月号で『唐沢俊一検証本VOL.1』が紹介されました!
前回の記事で吉田豪さんのお名前を出したところ、吉田さんご本人からメールで情報を頂いてビックリするやら感激するやら。どうもありがとうございます。
吉田さんからの情報というのは、吉田さんが寄稿されている『朝日ジャーナル別冊 1989-2009』(朝日新聞出版)というムックに「トテカワさん」こと山田京子さんが編集者として参加している、ということだった。一応説明しておくと、山田さんはかつて幻冬舎に在籍していて、唐沢俊一の担当として『ダメな人のための名言集』、そして問題の『新・UFO入門』を編集した人である。「トテカワ」というのは「とても可愛い」の略で、「トテカワ」が定着する以前は「幻冬舎Yさん(とても可愛い)」と呼んでいた。…この舞い上がり方を見ていると、唐沢俊一って若い女の子と接するのに慣れていないんじゃないか?と思ってしまうのだが。「裏モノ日記」には「トテカワ」が50回以上登場していて、「トテカワ」の連呼に呆れ果てた唐沢俊一スレッド@2ちゃんねる一般書籍板の住人からは、唐沢俊一に対して「とても気持ち悪い」を略した「トテキモ」というあだ名が送られることになったのだった。山田さんは『新・UFO入門』事件の影響があったのか、幻冬舎を退職して朝日新聞出版へと移り、そして今回のムックの編集に参加したというわけである。
さて、『1989-2009』には実は伊藤剛さんも寄稿されていて、山田さんの編集している雑誌に伊藤さんが執筆しているということはもしかして…、と思ったので伊藤さんに質問してみたところ、伊藤さんの担当編集者は山田さんではなかったとのことで、特に関係はなかったようだ。伊藤さん、質問に答えて頂いてどうもありがとうございました。いずれにしても、山田さんが再び編集者として仕事をされているというのは喜ぶべきことだろう。漫棚通信さんも心配されていたし。
「唐沢俊一の本を出すために」という記事の中で、「唐沢の本を出すのであれば特に念入りにチェックすべきだ」と書いたところ、編集者の方からメールを頂いて、「編集者は書き手を信頼して仕事をしているので盗用を見破るのは難しい」とのご指摘を受けた。確かにそうなのかもしれない。「こいつの文章ガセばっかりだからなあ」「すぐにパクるからなあ」と思っている相手を信頼することなどできないし、全部の文章をチェックするとなると多大な労力が必要となるから、そんな相手とは最初から仕事をしないほうが賢明なのだろう。だから、今、唐沢俊一と一緒に仕事をしようとしている人は、よっぽど唐沢を信頼しているか、事情をまったく知らないか、「ページさえ埋められれば本さえ出せればなんでもいい」と考えているかのいずれかなのだろう。豊田拓臣さんなんか俺から直接電話で盗用についてしつこく質問されたのに(詳しくは2008年10月7日の記事を参照)まだ唐沢と仕事をしているもんなあ。もはや運命共同体なのか。
この編集者の方からのご指摘を見て、「それなら山田さんはそんなに責められないのかもなあ」と思ったわけである。また、『新・UFO入門』事件は、交渉の途中から唐沢・幻冬舎サイドが態度を急変させたことで決裂してしまったのだが(詳しいことはリンク集から漫棚通信さんのまとめ記事をごらんになってください)、あれは唐沢俊一が独断でやったことで、山田さんをはじめとした幻冬舎サイドは困惑してしまったという話も聞いている。まあ、違うのであれば、唐沢俊一に説明してほしいところだ。冬コミで話を聞いてさしあげてもよろしくってよ(なぜかお嬢様風)。そういえば、唐沢が冬コミに受かったのかどうかいまだにわからない。
前述した通り、山田さんは現在朝日新聞出版に在籍しているのだが、実は唐沢俊一は朝日新聞出版でも山田さんと打ち合わせをしているのだ。「裏モノ日記」2008年4月9日、4月23日に打ち合わせの模様が書いてあって、4月25日に企画書を書いている。なお、4月9日の日記で臼井儀人を目撃した話が出てくるが、「決して幸せではなかった」ように見えたのだろうか。
4月23日の日記より。
アラスカでYさんと打ち合わせ。
勤め先変わったわけではないが、Yさん、以前とイメージが全然
違ってきた。
私の本の企画は文句なく通るが、もう一つの企画、まだ
イメージがYさんにつかめていないようだ。
もうひと仕掛けふた仕掛け、欲しいところ。
そりゃあ、自分が担当していた本であんな事件を起こされたら態度を変えざるを得ないんじゃないかなあ。ところで「文句なく通る」はずの「私の本の企画」はどうなったんだろう。もう1年半過ぎているけど。なお、唐沢俊一は朝日新聞出版から発行されている『週刊昭和』で『ウルトラマン』と『仮面ライダー』のコラムを書いているが、これには山田さんは関わっていない模様。…どっちのコラムもひどかったから関わらなくてよかったけどね。
ともあれ、山田さんの今後のご活躍をお祈りしたい。二度とヘンなライターに関わることがないように、とも祈っておこう。
- 作者: アサヒオリジナル
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2009/11/06
- メディア: 雑誌
- 購入: 2人 クリック: 100回
- この商品を含むブログ (9件) を見る
- 作者: 吉田豪,照山紅葉
- 出版社/メーカー: 白夜書房
- 発売日: 2009/11/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 71回
- この商品を含むブログ (22件) を見る