唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

『新・UFO入門』に再入門。

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 さて、ふと思いついたので唐沢俊一『新・UFO入門』(幻冬舎新書)をチェックしてみることにした。『検証本』に載せた『新・UFO入門』事件の話は全て他の人が発見したものだったので、ひとつくらい自分で見つけたネタも入れておくべきだったと思っていたのだ。
 とりあえず今回はひとつだけ紹介しておく。
 
P.184より。

 その前年、2004年には、UFO研究家ニック・ポープ氏が、“イギリス国内で、どこに行けば一番宇宙人に誘拐されやすいか”という研究発表をして話題になった。これによると、イギリスで最も宇宙人に遭遇、または誘拐されやすい場所はラナークシャー州のボニーブリッジ市、第2位は南部のクレイ・ヒル市なのだそうだ。まだまだ、イギリスからは宇宙人の猛威は去っていない。

 この文章はAZOZに載っていたものをコピペしたものである。AZOZにこのエントリーが書かれたのは2004年4月9日。『新・UFO入門』が出版される3年前である。

イギリスのUFO研究家が、『イギリス国内で、どこに行けば一番宇宙人に誘拐されやすいか』という研究をし、そのトップ40の場所(拡大地図は英文記事内にあります)を発表した。

この研究家はすべてのUFO目撃情報と、エイリアン(宇宙人)との遭遇情報を収集し、分析を行った。結果、イギリス国内で最も宇宙人に遭遇、または誘拐されやすい場所はラナークシャー州のボニーブリッジ市であると結論した。また第2位には南部のクレイ・ヒル市であるとしている。ボニーブリッジ、クレイヒルは、どちらも郊外の田舎町だが、都市部の町もトップ10に入っている。現在ではエイリアンやUFOは都会でも、田舎でもよく目撃されているという事だ。

この分析を発表したUFO研究家ニック・ポープさんは、「まだまだ、噂になっているだけの目撃情報も調査しなければならない。それに、こういったUFO関係の情報を持っていても、どこに報告してよいか分からない人達の情報もある。そういった埋もれた情報を統計しなければ正確なランキングは完成しない。しかし、今回発表したトップ40の場所は、間違いなくエイリアン達が活発に活動している地域であることは間違いない。」と話している。

 なお、元の記事は“The Sun”に載っていたもの。外国のニュースの日本語訳をよそのブログから持ってきたという点では『世界の三面記事・オモロイド』と同じケースである。
 ちなみに、ボニーブリッジはスコットランドにある街。エリアとしてはノース・ラナークシャイア(ラナークシャー)でなくフォルカークに属しているようなのだが。英語版ウィキペディアにもUFOの話が載っているから確かに「本場」なのだろう。もう一方のクレイヒルイングランド南部のウィルトシャー州にある街。片方の街は州名を書いているのにもう一方は省いているのがどうもひっかかる。…さては“The Sun”の記事を読んでいないのか?

 …とまあ、こんな具合にこれからも『新・UFO入門』について紹介していくつもりだ。チェックしているうちにいろいろ気になるところが出てきてしまった。