唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

「コミックマーケット76」レポート(前篇)。

長くなってしまったので2回に分けることにした。

 さて、コミケにサークルとして参加するといっても、自分ひとりだけで応対ができるとはとても思えないので、クローソーに手伝いを頼むことにした。彼女は自分よりよっぽどしっかりしているので(俺がしっかりしなさすぎなんだけど)これで安心だ、と思っていたらラキシスアトロポスも行ってみたいと言い出した。コミケなるものを一度見てみたいらしい。彼女たちにコミケのイメージを聞いてみたところ、「ぬるぬるした人が多そう」とのことだった。…どうしてそんな場所に行きたがるんだ。っていうか、俺もぬるぬるしていたのか。

 で、自分は今回唐沢俊一のコスプレをすることにした。これは冬コミに行った時に既に決めていたことだったが、唐沢俊一スレッド@2ちゃんねる一般書籍板で見事に当てられていたのが少しくやしいw

124 名前:無名草子さん[] 投稿日:2009/01/08(木) 12:25:14
検証はん、夏コミでカラのコスプレでもするんかね。

カラの格好はキャラクターの記号化だからやりやすいと思うけど、
夏にあのかっこしたら熱中症なってしまうよ。

この方には「唐沢俊一検証blog」特製Tシャツを送らせていただきまーす。P子とG子のイラストが目印でーす。なお、商品の発送は発表をもって代えさせていただきます。

 「帽子」「メガネ」「スーツ」「変な色のシャツとネクタイ」をすればそれっぽくなるだろうと思って、ピンクのシャツとネクタイを買ったのだが、帽子がなかなか見つからない。たまたまラキシスアトロポスと一緒に帽子を買いに行ったのだが、アトロポスが一言。「この人、どうして帽子なんかかぶっているの?」

「ヤロウ……、タブー中のタブーに触れやがった……」

いや、そんなの俺が知りたいって。なんとか帽子を見つけて一安心。ちなみにピンクのシャツとネクタイまではまともに見えるらしいが、帽子をかぶった途端に一気に変態っぽく見えるようになるらしい。唐沢帽、凄いなあ。


 いよいよ当日。ラキシスアトロポスは一般来場者として入場するので、クローソーと一緒に時間ギリギリにサークル入場。東2ホールM-05aにたどりつくと、テーブルの上に印刷所のチラシ類がどっさり乗っかっていたので早くも心が折れかかる。へーげる奥田さんに早速献本していただいて恐縮する。クローソーの指示通りに設営して準備完了。

 そこへ永山薫さんと昼間たかしさんがいらっしゃった。永山さんと昼間さんは自分が唐沢俊一に本を渡すところを取材したいそうである。…なんだか大変なことになってきた、といよいよプレッシャーで気が重くなってくる。
 そして10時になっていよいよ「コミックマーケット76」三日目がスタート。驚いたことに開場直後に何人かの方が『検証本』を買いに来た。最初に来られた女性には5冊も購入していただいた。…開場直後に来た、ということはうちのサークルに真っ先に来たというわけなのだが、「いや、もっと大手のサークルを先に回った方が…」とか思ってしまう。もちろん注目されているのは非常にありがたいと思っています。
 その後もひっきりなしに購入希望者がやってくる。1時間で60冊売れたのだから、1分に1冊のペースだ。「すごいねえ」とクローソーに感心される。やってきた人に「唐沢さんにはもう本を渡したんですか?」と何度も聞かれて、「みんな楽しみにしているんだなあ」と驚く。自分は顔がバレているので、クローソー唐沢俊一が来場しているかどうかチェックしてきてもらう。
「唐沢さんがいるかどうかはよくわからないけど、『HELLSING』のウォルターさんのなりそこないみたいな人はいたよ」
…いや、そんな面白物件を発見されても困るって。
その後、唐沢俊一が来場しているという話を聞いたので、すぐにでも行きたいところだったが、「漫棚通信」さんがいらっしゃってから渡しにいく予定なのでとりあえず自重する。
 その後、「唐沢俊一さん盗作問題ウォッチャー」古賀さんやeg_2 さん(差し入れありがとうございます)とお話したあとに、藤岡真さんがいらっしゃった。藤岡さんが唐沢俊一の同人誌を買いに行かれるというので勝手に一緒についていく。藤岡さんは唐沢の新刊『B級雑誌がゆく!』が著作権をクリアーしているのか質問されていた。唐沢は一応にこやかに対応していたが「それは出版社の方でなんとかアレしているので」とかよくわからない返答をしていた。なんなんだ、アレって。…あやしいなあ。で、藤岡さんに向かって「漫棚さんですか?」と質問していた。…藤岡さんと唐沢俊一のやりとりを見ていてわかったのだが、唐沢はコミケではにこやかに対応しておけばオッケーだと思っているようだ。適当に受け答えしておいて相手が粘るようなら「他のお客さんもいるので」と言えばいいわけだ。しかし、藤岡さんと「漫棚通信」さんを間違えたのは面白い。仮に「漫棚通信」さんが唐沢に会いに来ていたとしたら、ちゃんと謝らなければいけないわけで、にこやかに応対しているだけではすまないのだ。そういう意味では唐沢俊一は「漫棚通信」さんと会うのを一番恐れていたのだろう。…どうして唐沢が「漫棚通信」さんが今回のコミケに来場されることを知っていたのかは少し気になるところだけど。
 藤岡さんの後に続いて「kensyouhanです!」と元気に挨拶して『B級雑誌がゆく!』を購入する。せっかくだから検証するかあ。藤岡さんとは「と学会」のブースも見に行ったのだが、眠田直氏がいたので思わず噴きそうになる。…いや、いたって何の不思議も無いんだけど、つい。…あ、そういえば山本弘会長に挨拶しに行くのを忘れていた。
 藤岡さんに倉知淳さんを紹介されたのだが、倉知さんが唐沢俊一のことを「ニセモノの唐沢先生」と呼んでいるので内心で「なるほど」と思う。今後は「中川(酒)」「中川(女)」みたいに「唐沢(偽)」と呼ぶべきか。 
 そして、知泉さんもいらっしゃった。「知泉」さんからはビックリするような話を聞かされたり。大野典宏さんも合流して、うちのブースの横がいつしか唐沢俊一検証オールスター」になっていた。自分は接客に忙しくて話に加われなかったのだが、終了後にクローソーに「もっと自分から積極的に行かなきゃダメでしょ」と叱られた。以後気をつけます。
 残り20冊になった段階でラキシスアトロポスも合流。そこへ竹熊健太郎さんがいらっしゃって、今後の検証に関わる話をしたのだが、ラキシスアトロポスが竹熊さんがマンガそのまんまなので大感激している。
「『サルまん』の竹熊さんだ!」「『ファミ通のアレ(仮題)』の竹熊さんだ!」
…正直、こういう喜び方をする女の子はどうかと思うが、おかげで竹熊さんからサイン入りの本をもらえたから良しとしておこう。
 なんとか「漫棚通信」さんを待とうとしていたのだが、12時過ぎに唐沢俊一が撤収しそうだ」という情報を聞いたので、慌てて献本しに行くことにする。再度唐沢俊一のブースの前に来て最初に目に飛び込んできたのは「ウォルターさんのなりそこない」だった。本当にいたよ…。冬コミに出るときは執事コスをしようかなあ、などと思いつついよいよ唐沢俊一に『検証本』を献本。「どうもどうも」とにこやかに受け取っていただいた。ついでに「連絡さえいただければいつでも直接会いますので」と告げたところ「それでは後で連絡します」と返答をもらう。アポをゲット! ちゃんと連絡してきてくれればいいんだけどなあ。
ちなみにそのときの模様はこちら(写真は昼間たかしさんに提供していただきました)。

 帽子のチョイスに成功しているのがわかって笑ってしまった。シャツはもっとどぎつい色にすればよかったかも。撮影が終わったのかどうかわからなくてマゴマゴしていたら、唐沢俊一「他のお客さんもいるんだからもういいでしょう」と注意されて慌てて移動する。申し訳ない。そういえば、この時撮影された写真はどこかに掲載されるらしいんだけど、どうなるんだろう。
 

 本を買っていただいた方に「がんばってください」「ブログいつも読んでいます」と激励の言葉をいただいたり、握手を求められたり、果てはサインまで求められた。そんなの書いたこともないので仕方なく「けんしょうはん」と書いたけどあれでよかったのかどうか。
 そして12時20分に『唐沢俊一検証本VOL.1』はめでたく完売。
 完売した後もたくさんの人に来ていただいた。「もっと刷っておけばよかった」と思ったものの、なにぶん初めてのことでどれくらいの部数が出るのかわからなかったので仕方が無い。入手できなかった方はタコシェでの通販で入手くださるようお願いいたします。冬コミにも持って行きます。
 
 しかし、完売した後にもさらなるドラマが待っていた。

                                 (つづく)


※ 文章を一部削除しました(2012年11月2日)


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