唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

山本寛監督が『オタクアミーゴスの逆襲』にキレた。

昨日の記事で書いた「日本トンデモ本大賞」の件について、天羽優子先生がブログで書いておられる。で、ご指摘があったところについては訂正しておきました。こちらとしては印象操作などするつもりはまったくないので。
 さて、天羽先生は大内明日香女史が「会場に本に売りに来ないでほしい」というのを「会場に来ないでほしい」と曲解しているだけなのではないか?と書かれている。これについては自分も記事の中でトンデモ本を「トンデモ本大賞」の会場で販売することがふさわしくないと思われるおそれがあることは指摘したのだが、しかし、それだったら「本を売る代わりに宣伝くらいならしてもいいよ」と言うこともできたんじゃないかと思うのだが。そうしたら大内女史もあそこまで怒らなかったのでは。最近の「と学会」が「採るトンデモから育てるトンデモへ」をモットーにしているのならなおさら今回の一件はチャンスだったのではないだろうか。
 いずれにしても「と学会」の会員さんがうちのブログの存在を知ってリアクションをしたというのは大きい。天羽先生、他の記事もぜひ読んでみてください。


・自分は昨晩、ボクシング→「DREAM9」の流れだったので『踊る!さんま御殿』を観ていなかったのだが、こんなことがあったらしい。唐沢俊一スレッド@2ちゃんねる一般書籍板より。

727 名前:無名草子さん[] 投稿日:2009/05/26(火) 22:01:13
さっき「さんま御殿」でキモオタ森永卓郎がわけの解らない事を言っていた。
山下真司がビンテージアロハシャツマニアという話をしている最中にいきなり
「アロハってのはオタクの着る物なんですよ」と腰を折る発言を始めた。
それを見ていて「はぁ?」と思ったんだけど、出演者一同も「はぁ?」状態。

昭和歌謡オタク半田健人も出ていて「オタクって言ったらTシャツのズボンinでしょ」
オタクに理解のある加藤夏希もそれに「はぁ?」状態。

そこで森永が「オタクの代表、岡田斗司夫さんはいつもアロハですよ」と言い放った。
それって岡田一人の趣味...というか、デブだったからアロハを着ていたのでは?
と思っていたのだが、その時の出演者一同もいっせいに「はぁ?」

その「はぁ?」の理由が自分とは違っていて、さんまが一言「誰やねん、その岡田斗司夫って
他の出演者も一斉に「岡田斗司夫って誰だよ」とざわめく。
半田健人加藤夏希だけが「ほら、前太っていたけれど急激に痩せて」と解説をしていたが
さんま等はまだ「だから岡田斗司夫って何をした人やねん」とw

森永卓郎は「岡田斗司夫さんてのはオタキングと呼ばれて、日本初のオタクで」と
これまた間違った解説を必死にしていたのだが
さんま「オタクなんて江戸時代からいるやろ!」とこれまたw


そんなこんなで、唐沢どころか岡田斗司夫も一般人には知られていません。
おそらく「レコーディングダイエットで本が売れた人」という認識で
「でもそれ以外に何をやっている人か解らない人」
そして「ちょっと前に流行ったダイエット法の人で、そのうち『あの人は今』に出てくるんじゃない?」
レベルなんだろうね。

ははははは!
 いや、申し訳ないけど笑ってしまう。森永卓郎、いい仕事してるなあ。また番組に呼ばれるんじゃないの?森永氏は岡田・唐沢と対談したことがあるんだけど、そのせいで間違った知識を覚えてしまったのだろうか。
 まあ、岡田斗司夫の一般への知名度は実際のところ…、という話をするのは武士の情けでやめておくが、岡田斗司夫唐沢俊一にも『踊る!さんま御殿』に出て欲しいなあ。どんな風に料理されるか見てみたいけど、オタクネタを面白くしゃべる芸能人っていっぱいいるから、あの2人が出ることもないんだろうなあ。森永氏のような「いじられキャラ」としてのニーズはあるかもしれないけど、バラエティ番組でいじられるのはプライドの高い人には到底耐え切れないだろうな。
 個人的に面白かったのは、さんまが「オタクなんて江戸時代からいるやろ!」と言ったことで、オタクじゃない人の方が「オタク第一世代」とかそういうことにごまかされずに正確なことをわかっているのかも、と思ったりした。この辺の事情は『オタクはすでに死んでいる』検証のときに考えてみたい。


山本寛監督が『オタクアミーゴスの逆襲』(楽工社)の中で、『怨念戦隊ルサンチマン』が取り上げられたことについてブログで怒っている。

オタクアミーゴスの逆襲」  雑感

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とかいう懐かしいタイトルの本に『怨念戦隊ルサンチマン』が載りました。
まぁ何を今更……です。

でもわざわざ編集部が私に掲載許可を申請してきたのでOKは出したのだけど(もう嫌な予感はしまくってたけど)、
実際読んでみたら、これを肴に三人のご老体がボソボソ呟き合っていて、その呟きが、

「何を今更こんなモノ……」

じゃあわざわざネタにしないでくださいます?そんなに飯のタネに不足ですか?


それと某O田先生の、
「まあまあ、大学の時からやりたかった仕事ができてよかったね、というサクセスストーリーになったわけだけどもね。『子供の頃からの夢はディズニーランドで働くことです』と言ってる人が、本当にディズニーランドで働いてるのを言祝ぐみたいな目で(笑)」

この意味不明な皮肉?を誰か解釈してくれませんか?

彼らの世代は「自分ではソノ気はなかったんけどさぁ、時代に要求されたんで仕方なくアニメをやっちまったのさ(キリッ」とかロックなポーズを取らなければアニメもロクに語れないんですか?
つくづく不自由な世代ですね(笑)。

 うわー、怒ってるなあ。
 自分も『オタクアミーゴスの逆襲』は読んだのだけど、岡田・唐沢・眠田直氏は『ルサンチマン』をけなしてばかりいるわけではなくて、それなりに褒めてもいる。ただ「今観ると古いよね」ということを繰り返し言っていて、そこがヤマカンには許せなかったのかも知れない。もうひとつ、岡田・唐沢の2人がヤマカンの現在の仕事についてまるで関心がないのも気にいらなかったのかもしれない。…結局のところ、どうして今『ルサンチマン』を取り上げたのかまるでわからないことは確かなのだ。
 まあ、岡田斗司夫の「皮肉」は論外だとしてw …以前、岡田は『史上最強のオタク座談会』の中で「アニメ関係者で自分と会ってくれるのは北久保弘之だけ」とボヤいていたが、こんな風な発言をしたから嫌われてしまったのだろうか。
 しかし、ヤマカンがオタクアミーゴスに対して「懐かしい」「ご老体」とガチな発言を連発しているのは面白い(コメント欄も凄い)。岡田や唐沢は「オタク第一世代の後を継ぐやつがいない」とよく言っているけど、自分たちが後継ぎを必要とするほどのことをしてきたのか?ということを自分自身に問いかけて欲しいと思う。「後を継ぐやつがいない」というのは「資格や実力がある人間がいない」のではなくて、「興味が無い」「拒否されている」だけなのかもしれないのだから。…なんだか哀しくなってきた。まあ、今現在において「二代目オタキング」を襲名しても何かメリットがあるとは思えないからなあ。だから「オタク第一世代の後を継ぐやつがいない」ことに何の不思議もないよね。大多数のオタクは岡田や唐沢のことを「無視」「黙殺」しているわけで、批判するだけヤマカンにはまだ「愛」があるのかもしれない。…当ブログも岡田や唐沢に「愛」があると考えると少し嫌になるけどw

 なお、『オタクアミーゴスの逆襲』については過去に取り上げているのでこちらを参照してほしい。

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オタクアミーゴスの逆襲

オタクアミーゴスの逆襲