唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

ラスト・パレードへようこそ。

 危機に瀕した時にこそ人間の本質が現れるという。それが本当ならば、唐沢俊一の本質は明らかに「虚栄心」である。そのことは『新・UFO入門』事件を見ていても明らかで、事件が沈静化しつつあったのにわざわざやらなくてもいい弁明(詳しくはまとめWIKIを参照)をして、人々の怒りを再燃させてしまっている(これがきっかけで自分が検証を始めたことは前にも書いた)。また、事件後に「週刊新潮」や「FLASH」で盗作についてコメントしている(詳しくはまとめWIKIを参照)のも「盗用した俺が盗用についてコメントするなんてマジ鬼畜じゃん」ということなのかもしれない。実のところはより一層軽蔑されているだけなのだが。つまりは、人々に疑惑の眼で見られたり陰で笑われるのに耐えられなくて「それがどうした!」と虚勢を張ってしまうのである。唐沢は普段「裏モノ日記」でも「社会派くんがゆく!」でも「大人」の立場からいろいろと物申しているのだが、その割りには実際にやっていることは全く我慢のきかない子供そのままなのだ。

 さて、そうなると、唐沢俊一『最後のパレード』事件に対してどのように行動するのかも想像がつくというものだ。自分がひきおこしたのと同様の盗用事件について触れれば「お前が言うな」と言われるし、スルーすれば「逃げちゃったよ」と笑われる。退くも地獄進むも地獄というわけだが、唐沢はふたたび事態を炎上させる道を選んでしまったのである。それでは「社会派くんがゆく」最新号の紹介をする。

村崎 それから笑っちまったのが、『最後のパレード ディズニーランドで本当にあった心温まる話』ってベストセラー本が、各方面からの盗用がバレて回収騒ぎになっちまったってニュース(★17)。

唐沢 似たようなことではオレも騒がれたことがあるけど、2ちゃんねるからの引用ってのは笑ったな。著作権意識のないところからパクって、それで著作権侵害になるのか? って感じだったな。

 「騒がれた」じゃないよ、「騒がれている」んだよ。何を勝手に終わらせようとしているんだ。絶賛現在進行中である。「似たようなこと」っていうのもねえ。盗用したのは同じだよ。「2ちゃんねるからの引用」って『最後のパレード』は引用の要件を満たしていないから問題になっているのに。そういえば、東大で唐沢俊一と話をしたとき(詳しくは2008年10月23日の記事を参照)に唐沢は「盗用」「パクる」という言葉を注意深く避けながらしゃべっているように感じられたっけ。「あ、気にしてるんだ」と思ったのでこっちも口にしないように気をつけたものだ。唐沢と1対1で会ってみると気弱さが伝わってきてあんまり責める気にもならなくなる(状況によっては増長してしまうのだろう)。
 それから、インターネット上の掲示板への書き込みにも著作権が存在することは判例でも認められている(東京高裁2002年10月29日判決)。だから、2ちゃんの書き込みだからと言ってパクってはいけないのである。唐沢は『電車男』が書籍化されたときにモメたのを覚えていないのだろうか。プロのライターがこうも著作権に疎いとは…。

村崎 パクって作った本なら、本の表紙に正直に「本書は正真正銘の120%パクリ本です」「ほかのキャンペーンの入賞作品やネットの書き込みから、まんまネタを集めまくったパクリだけで出来ているので、オマイラはそれを承知の上、お買い求め下さい」とか但し書きしとけばよかったんだな(笑)。

唐沢 素人投稿を集めた本なんか、今は珍しくないし、アイデアとしてはまあ、よくあるもんだと思うのよ。でも、そのあとがよくなかったよね。この著者がブログで謝罪の言葉もないままにパニック状態になっちゃって。

 「素人投稿を集めた本」と言っても投稿者に許可を取らずに出せば著作権法に違反する。それにしても「著者がブログで謝罪の言葉もないままにパニック状態になっちゃって」って、これってもしかして自分のことを言ってるのか?漫棚通信さんとの交渉で態度を豹変させたのも「パニック状態」になっちゃったから?もしかして今でも「パニック状態」は続いてるの?しつこく検証されているから無理もないかもね。

村崎 ああ、アレ、すごかったね〜。「読売新聞と日本テレビを提訴する」とか「読売新聞の愚民どもに告ぐ」とかトチ狂ったことばっか書いていて、挙句の果てに「読売新聞社の前で焼身自殺したい」ってえんだから大笑いだよ。自殺するくらいならその前に謝れよ(笑)。もともと、本が出たときにすでにディズニーランドに内容証明を送られていたのに無視していたっていうし。まあ、普通に確信犯なヒトなんだろうね。

唐沢 あんなに版権管理のうるさいところ、まともな著者や出版社なら最初から手を出そうとしないよね。ディズニーネタで稼ごうとしたこと自体がそもそもの間違い。

村崎 この著者は十年以上、ディズニーに勤めていたんだろ? 何やったらまずいか、わかりそうなもんじゃねえか?

唐沢 ミッキーマウスの中身とか、完全極秘事項になっているものに関しては、辞めてからも十年は公表してはいけないって、一筆入れられそうなもんだけどね。

村崎 たぶんナチュラルに「ディズニーランドにはこんな心温まる話がたくさんあるので、みなさんに紹介してあげたいんです」って思っただけで別に悪気はなかったんだろうけどさ、ひとたび槍玉に挙げられたら途端に「愚民ども」だもの。こういうところでその人間の本性が出るよな。盗用行為よりも、その対応の極悪発言の数々の方がダメージになってるって、どうして気づけないんだろうね?

唐沢 なんとなく著者としての驕りっていうかね、一冊ベストセラーを出したことで自分なりの地位を築き上げたと思った矢先にこれだから逆上しちゃったんだろうね。別に本を書いたからって偉いわけでもなんでもない、物書きなんてのは虚業に過ぎないんで、汗だくになってミッキーの中に入って働いている人たちのほうがよっぽど偉いよ。

 やっぱり唐沢俊一は中村克について語っているかのようでいて、実際は自分のことを語っているんじゃないか?トリビアの泉』のスーパーバイザーとして自分なりの地位を築き上げたと思った矢先にこれだから逆上しちゃったんだろうね」と思わず読み替えちゃうもんなあ。しかし、「著者としての驕り」っていまだに盗用をくりかえしているうえに間違いだらけの本を平気で出している人が言えた義理なんだろうか。「物書きなんて」以下はまさしく「お前が言うな」である。
 それから「ディズニーネタで稼ごうとしたこと自体がそもそもの間違い」って、漫棚通信さんや知泉さんという実力のあるアマチュアから盗用していた御仁が言っているかと思うとなかなか味わい深い。伊藤剛さんも「どの程度までならやっても大丈夫か計算している」と唐沢について仰っていた。まあ、盗用すること自体が間違いだと気づけないあたり、計算も高が知れているのだが。

村崎 さすがに出版元は謝罪して回収ということになったわけだけど、オレ、もともと「ディズニーランドで本当にあった心温まる話」なんて聞くと虫唾が走るくらいのディズニー嫌いな人間なんで、ベストセラーになったと聞いていもケッと思っていたんだけどさ、こうして盗作騒ぎが起こって著者が逆ギレして「愚民ども」とか言ったりして、人間の浅はかさと愚かさが全面暴露された時点で、初めてオレにとっては「本当にあった心温まる話」になったというわけ(笑)。「悪いヒトが(パクって)語るイイ話」ってことで、なんとなくタイトル的に『きれいなお城のきたない話』と被る感じだね。

唐沢 オレも自分が書評で取り上げた著者にキレられたりすることってよくあるけどね、変な話、たとえば椅子職人が自分の作った椅子を買った人から「座っていると尻が痛くなる」って言われたら、普通、「ああ、すみません」って修理するよね。それって別に恥じることじゃないし、何で出版関係にはこういう当たり前のことができない人が多いんだろうと。

「何で出版関係にはこういう当たり前のことができない人が多いんだろうと」
お前が(以下略)

村崎 あ、でも唐沢さん、それってこないだ(唐沢)なをきさんが『まんが極道』の第三巻で描いていた“巨匠病”ってのを見りゃよくわかるよ(笑)。

唐沢 同人で人気のあった新人漫画家が漫画誌デビューするってんで、編集者からいろいろ細かい注意とかアドバイスをされたら「そんなにとやかく言われるようなら、僕はもう描きません」って原稿破るってやつね。実はこの“巨匠病”って、漫画に限らず、小説でもノンフィクションでも、出版業界のどこの世界にも浸透しているくらい猖獗を極めているらしい(笑)。

村崎 昔は『ガロ』周辺にそういうのが多かったんだけど、最近は同人誌関係でこういうのが流行っているんだってな。

唐沢 同人誌やっているだけなら、締め切りはコミケに間に合わせりゃいい、コミケで売ればみんな褒めちぎって買ってくれる、こりゃ商業誌デビュー前に“巨匠”になっちまうのもわからんでもないよね。そこでプロの編集者に現実の厳しさを教えられたら拒絶反応してしまうのも、これまた当たり前の話で。

村崎 しかし、前も言ったけど、あんな漫画描いていて大丈夫なの? なをきさん(笑)。これはほぼ全てフィクションのフリをしたまったくの実話だろ? 自分についているアシスタントの女の子を食いまくっている人気漫画家の話とかもあったけど、なをきさんの今のアシスタントって全員女性じゃなかったっけ(笑)。

唐沢 だから作中で「ウチはこんなことやってないからね!」って力説しているわけで(笑)。こないだ、何で女の子のアシスタントしかとらないのってなをきに訊いたら「いや、男のアシスタントだと、それこそ“巨匠病”みたいなやつばっかりなんで、使い物にならないんだよ」って言ってた。

村崎 あの漫画でも、地道に漫画修行しているのは女の子の漫画家で、男はひでえもんだよな、エロ同人誌で大儲けして、「マンションも車も何もかも、ぜーんぶオタクくんたちのセンズリ代で買いました!」とか大喜びしているやつとか(笑)。でも、あれ通して読んでいると、逆説的にハンパじゃない漫画愛を感じたりするんだわ。シャレにならんくらいのクソみたいな連中をリアルにぎょーさん描いて、こっちもそれ読んで無責任に笑っちゃうんだけど、その背後からなおきさんの「漫画をナメるな!」って怒りの声がちゃんと聞こえてくるから。だから、系譜としては『漫画家残酷物語』の永島慎二や、吾妻ひでおの『地を這う魚』に繋がるというか。

唐沢 なをきの前作も『漫画家超残酷物語』だったからね。あれ、前も言ったけど、某漫画賞の候補に呉智英さんが推薦したら、某少女漫画の大家の先生が「こんなものに賞をあげたら、永島先生がどんな顔されると思っているんですか!」って激怒したんだから(笑)。それに「笑ってくれるんじゃないですか」とか返した呉さんもすごいけど(笑)。

村崎 いや、実際これはある種のオマージュだと思うよ。優れた漫画家なら誰だって、自分の描きたいものと現実とのジレンマに誠実に悩んでいるはずだもの。

唐沢 なをきもウチの女房(ソルボンヌK子)も、それからオレも漫画業界の裏話みたいなものはよく書くんだけどさ、それに対して「業界のこんな醜いことを書いたら、新人が幻滅して入ってこなくなるじゃないか」って言ってくる人もいる。でもさ、どんなに裏幕を書いたところで、“業界の魔力”ってのは絶大なものだから、これからも新人はどんどん入ってくると思うんだ。なぜかっていうと、新人の漫画家志望者はみんなどんなに業界の悪い側面を知っても、「私だけはこんなに穢れない」と思いながら入ってくるものだから(笑)。入れば、結局穢れていっちゃうんだけどね。

村崎 それって『鴨川ホルモー』の最後の「大丈夫、きっと楽しいことも多いはず」って台詞を思い出させるよな(笑)。

唐沢 芸能界だって同じようなもんで、みんな枕営業なんか絶対やらないと思いながらも、結局染まっていっちゃうんでね。染まらないようにしていると、ストレスたまって結局、草なぎクンみたいな事件を起こしちゃうわけで。

村崎 とにかく『まんが極道』読んでると、他人事じゃなく、わが身を振り返って反省しなくちゃいかん点がどんどん見えてくるし、われわれのこの連載もまだまだヌルいな〜って痛感したよ。

唐沢 だんだんマトモなことを言っている率が増えてきて、それこそ『最後のパレード』の作者みたいな慢心さが垣間見られるようになっちゃったらオシマイだからね、この連載(笑)。本来の鬼畜路線をきっちりキープしていかないと。

村崎 いや、実際オレが一番タチ悪いと思うよ、この連載。自分では何一つ派手な犯罪はやらないで、他人様が苦労してやった犯罪や不祥事をバカだの芸が無いだの、これだけ無責任にケチョンケチョンにけなしてるんだから(笑)。

唐沢 まったく、犯罪は芸術と紙一重のところがあるからね。自分で何も成し得ない評論家なのよ、結局のところわれわれは。

 またやった村崎百郎、『まんが極道』3巻について触れておきながら、盗用をテーマにした一番の問題作である『トレース!!』をスルー(詳しくは4月27日の記事を参照)。以前も同じように盗用をテーマにした『パクリ!!』をスルーしているしなあ(詳しくは2008年9月8日の記事を参照)。自分達に関わる作品をスルーしている時点で唐沢も村崎も『まんが極道』に登場する「シャレにならんくらいのクソみたいな連中」の仲間入りである。それに唐沢は編集者から「ちゃんと調べてから書いてください」とか「ネットからそのまま写すのはやめてください」とかごく当たり前のアドバイスをされても「巨匠病」になることなく耐え切れるのかな?そもそも今の唐沢のまわりにまっとうな編集者がいるのかどうか。村崎百郎は「とにかく『まんが極道』読んでると、他人事じゃなく、わが身を振り返って反省しなくちゃいかん点がどんどん見えてくる」って口先ばっかりだし。そんなに唐沢俊一に気を使ってどうするんだろう。鬼畜の割りには優しいんだね。

村崎 それから個人的にものすごくヤな気分になったのが、清水由貴子の自殺なんだよ(★6)。オレ、別に愛国者でもなんでもないけど、ホントにいつから日本はこんなに情けない国になっちまったんだって言いたくなってさ。あんなにも親孝行で、長年身を粉にして親や家族のために尽してきた優しい娘が、母親の介護疲れで自殺しなきゃいけないなんて、あまりにも情けなくて、珍しく「社会が悪い」ってセリフを吐きたくなってきたくらいだぜ。

だもんなあ。いい人だ。

 では、『最後のパレード』以外の話題を。

村崎 特に“ふれあい”だの“やさしさ”だのの温厚なイメージで売ってきた中村雅俊にしてみれば、ここで厳しく子供を突き放すようなことをしてはまずいってことか。

 中村雅俊は息子を俳優業から引退させると言ってるから、厳しく突き放していると思うが。

次、草磲剛の事件について。

唐沢 日本は明治以前は裸体天国だったんだ。日本に来た外人たちは、みんな日本人が裸体に鷹揚なことに驚いているね、裸体になることが日本において罪になったのは明治4年の裸体禁止令以降で、その条文を見ると露骨なまでに“外国人から見ると大変卑しむべきこと”“日本の体面に拘わる”と、外国(主にピューリタン的道徳観を主張するアメリカ)の顔色をうかがったものだったんだ。憲法9条アメリカの押し付けというなら、この裸体禁止令もアメリカの無理強いなわけよ。日本の気候風土に合った肌の露出文化をそろそろ取り戻してもいい頃合いじゃないかねえ。むしろSMAPのチンコなら、金出してでも見たいっていう人、たくさんいるだろうしね(笑)。

 酒を飲んで裸になるのと日常的に裸を露出していることは別物なのでは。なんだったら唐沢俊一から帽子を取って服を脱いでみるといい。

唐沢 異常な発想とか環境がないと、芸能人なんて売れないしね。太宰の『斜陽』じゃないけど、汚れた土壌だからこそ、美しい花が咲くんだから。それがここのところ、お茶の間とタレントの境目がなくなって、芸能人に一般常識や品性を求めるようになっちゃって、タレントが常に品行方正さを保つ義務を持たなきゃいけないようになってきちゃった。本来、一般人のストレス解消の代役が俳優やタレントの務めだったはずなのにね。そりゃストレスも溜まるだろうし、全裸になって暴れたくもなるだろうよ。モラリストぶって「草なぎは犯罪者」とかネットに書き込んでる連中のほうに、想像力が足りないというか、かなりのストレスを感じるんだけどね。

「未来検索ガジェット通信」サンケイスポーツのアンケートでは多くの人が草磲くんに同情していることがわかる。だからこそ早期復帰することになったわけだし。ネットの中でも少数派を取り上げるのはどうなんだろう。

唐沢 オレの周りなんか、四十〜五十代でニートの奴、いっぱいいるよ(笑)。また、恐ろしいことに八十近い親がそれを養っているんだよ。高齢化社会ってのはスゴイね(笑)。

 2ちゃん唐沢スレではこの発言に失笑する人が続出していた。理由はあえて伏せる。

次、和歌山カレー事件について。

唐沢 ひとたび共同体に歪みが生じたら、それを戻すための生贄みたいな存在はどうしたって必要になってくるんでね。そりゃ、真実の追究というものが人として真っ当であるためには大事であることはわかるけど、すべての事件が真実にたどり着けるわけではない、むしろそのまま迷宮入りしてしまうケースがほとんどなんだから、だったら秩序を取り戻すために犠牲者を用意することだって大事なことではあるんだよ。もちろん、誰がどうみても潔白な人間を犠牲者にするわけにはいかないけどさ、今回の場合、どうみたって真須美がこういうことをしでかすに違いない類の人間であるのは間違いないんだから。

 怪しいから死刑にしてもかまわないってことか。鬼畜ではなく愚かなだけだ。

唐沢 だからワクチンだけに頼るのは危ないよね。とにかく手や顔を毎日よく洗って、うがいもかかさないようにして、菌の付着を避ける努力は最低限必要だね。肌が露出する部分を、とにかく徹底的に洗うことだね。

 さっきは「日本の気候風土に合った肌の露出文化をそろそろ取り戻してもいい頃合い」と言ってましたが。

唐沢 『スター・ウォーズ』以降、SFがバカになっちゃったからね。バラード以降のニューウェーヴSFが「これからSFが進むべきは、外宇宙ではなく内宇宙だ」って、それまでのスペース・オペラ的なSFに反旗を振り返す新しい運動を起こしていたのに、『スター・ウォーズ』の大ヒット一本でまたスペース・オペラ万歳の世界にSFが戻っちゃった。やっぱり映像っていうのは、人をバカに戻すね(笑)。

 唐沢は札幌時代に『スター・ウォーズ』のファンクラブを作ろうとしたんじゃなかったっけ?あと、アニソンのサークルでスペースオペラのなんたるかについて語って一目置かれたんじゃなかったっけ?(詳しくは2008年10月28日の記事を参照)。『SW』やスペースオペラが「バカ」なら唐沢も「バカ」だろう。


…話を『最後のパレード』に戻すと、『最後のパレード』は目下著者と出版社の対応を巡って盛り上がっているホットな話題である。そんな事件についてかつて盗用したことが報道され、現在も盗用を繰り返している人間が考えもなしに発言したらどうなってしまうか、想像がつかなかったのだろうか。つくづく疑問である。まわりの人間も止めなかったのだろうか。今回の「社会派くん」のタイトルが「あきれて物も言えない」なのはわざとなのか?また忌野清志郎ファンの怒りを買いそうだな。
 いずれにしても、考えもなしに行動する、おのれの見栄のために行動する人間は「最後のパレード」の一員になってしまうのだなあ、と思ってしまう。盗用した人間が集う黒いパレードだ。唐沢俊一も中村克もそこで他人には通じない言い訳をずっと続けていくのだろうか。…なんだか「パレード」というよりは「百鬼夜行」に近いような気もする。

 なお、「トンデモない一行知識の世界2」松沢呉一さんのブログも参照して欲しい。

※追記 安岡孝一先生のご指摘に基づき記述を訂正しました。


ザ・ブラック・パレード

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まんが極道 3 (BEAM COMIX)

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PLEASE

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