唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

「座敷浪人の壺蔵」さんがコメントを発表した。

『ウォッチメン』を観てきました。ロールシャッハがカッコよかったので、自分も「たとえ唐沢俊一が破滅しようと、絶対に妥協しない!」という精神でガンバっていこうと思います。…いや、破滅させたいわけじゃないんだけどね。こういうことを言うから誤解されるんだってば。いまだに自分が唐沢と何らかの関係がある人間なんじゃないか?と疑っている人もいるようなんだけどね。コメディアンを殺した犯人ほどわかりやすくはないよ。映画が終わって考えてみたけど、アイツしかいなかったんだよなあ。

伊藤剛さんが東京工芸大学芸術学部マンガ学科准教授に就任されたとのこと。おめでとうございます!
当ブログからもお祝いとして、唐沢俊一の『テヅカ・イズ・デッド』批判を取り上げてみようかと。今現在ネタがかなりたまっているのと、五月中旬まで更新が減るのでだいぶ後になってしまいそうですが。…しかし、それお祝いになるのか?

・『アカギ』『宇宙刑事ギャバン』と取り上げてみたところ、『エンサイスロペディア』がネタの宝庫であるような気がしたので、今までの連載分をコンプリートしてみました(あれは単行本にはならないだろうなあ)。ざっと見た感じでは、やっぱり70年代までの作品についてはわりとちゃんとしているんだけど、80年代以降の作品の紹介はだいぶヤバそう。「え?これを唐沢俊一が紹介しているの?」と思わず笑ってしまった作品から「俺の大好きなアレをよくも…」とワナワナしてしまった作品まで実にバラエティに富んでいるので、おいおい紹介しています。…しかし、知っている作品と知らない作品がハッキリしてるのはいかがなものか。

・「フィギュア王」№134掲載の『唐沢俊一のトンデモクロペディア』が「座敷浪人の壺蔵」から盗用した疑いがあることは3月27日の記事で書いたが、『眞佐喜のかつら』の原文と「座敷浪人の壺蔵」の訳と唐沢俊一の文章をそれぞれ比較した表を作ってみた。表を作ってみてわかったのは、「座敷浪人の壺蔵」と唐沢の文章に同じだったり良く似ている部分があること、そして「座敷浪人の壺蔵」の訳にある独自の表現が唐沢俊一の文章にもいくつかあること。「秀吉公の正室」「さぞや」「そこまではないが」「何かにつけ」どうして原文にない表現が4つもカブってるんだろう?まあ、唐沢もネットからの盗用が2度も大きく報じられているから気をつけてはいるんだろう(当ブログではもっとたくさん見つけてしまっているが)。かなり念入りに改変していることは分かる。しかし、いくら念入りに改変したって調べればわかるんだから、唐沢が選ぶべき道は「盗用を一切しない」しかないと思う。「座敷浪人の壺蔵」の文章を改変する時間があったら『眞佐喜のかつら』を読みに図書館まで出かければいいのに(大きな図書館なら見つけられるはずである)。試験勉強の時間を削ってカンニングの準備をする学生じゃないんだから。努力の方向がおかしいよ。
 さて、当ブログの記事のことを「座敷浪人の壺蔵」さんにお知らせしてくれた人がいらっしゃるようで、「座敷浪人の壺蔵」さんがコメントを発表された。

207.Re: はじめまして
名前:浪 日付:3月29日(日) 16時34分
お知らせいただき、ありがとうございます。
唐沢俊一検証blog」を確認しましたが、そこで検証されているように、唐沢氏は原文を見ることなく、私の訳文の言葉をテキトーに置き換えて載せているようで、安易なことをするものだなあ、というのが感想です。もちろん、昔の本にある話を話題として提供する際は必ず原文に当たらなければならない、などと考えているわけではなく、二次的資料に依っても全くかまわないのですが、それならそれと分かるような書き方をするべきでしょう。

…このコメントを読んで思ったのは、唐沢俊一には「原典にあたらなくてはいけない」という考え方だけは残っているのかも、ということだった。確かに「座敷浪人の壺蔵」さんの訳を引用すれば話は簡単なのだが、それだと孫引きになるから、それを嫌がるあまり「座敷浪人の壺蔵」さんの文章を改変してあたかも原文から訳したかのように見せかけたのではないか…このように推理してみたがどうだろう。ただ、問題なのは唐沢の「原典にあたらなくてはならない」という考えが文筆家としてのモラルから出てるのではなく「自分は他人の知らない本を知っている」というプライド(エゴ?)から出ているところだと思う。既に他人が紹介した本を紹介するのは嫌だ、というワガママがあるんじゃないか?と思ってしまうのだ。「漫棚通信」さんからの盗用もそれと同じで「漫棚通信さんが『サンナイン』を紹介している」と書くべきなのに「自分が最初に『サンナイン』を紹介した」ことにしたい、という気持ちが働いたんじゃないか?と思う。…まあ、これは「検証」ではなく「憶測」にすぎないけどね。とはいえ、唐沢が抱える諸問題の原因はプライドの高さにあることは確かなはずである。唐沢俊一を検証していると「どうしてこの人はこんなにプライドが高いのかなあ?」といつも思ってしまうのだ。『社会派くんがゆく!』で「漫棚通信」さんを悪者にしたのもそのせいだろう(詳しくはまとめwikiを参照)。