タキ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
今回からしばらくガセビア指摘に戻ります。長文ばっかりやってると死んでしまうのでw また新しい企画も準備しているのでお楽しみに。
相撲の土俵は女人禁制である。ここに上がりたいとゴネてマスコミを騒がせた女性大臣もいたが、まだ現在の状況はマシなほうで、江戸時代まで女性は相撲を見ることすら禁止されていた。
goo大相撲より。
ところで女性が相撲観戦できるようになったのは明治に入ってからのこと。江戸時代までは、相撲場は決して安全な場所とはいえず、ひいき力士の応援をめぐり観客同士の喧嘩、口論が絶えなかった。「相撲場に行って喧嘩のひとつもできないようでは江戸っ子とはいえない!」といわれるほどだったから女性の見物などもってのほかだったというわけだ。
それでも江戸時代後期には千秋楽だけ観戦することが許された。当時の千秋楽は幕内力士は出場しない慣わしで、実にのどかな雰囲気が充満していたからだ。女性がいつでも相撲見物できるようになったのは明治5年11月場所の2日目からである。
また、三田村鳶魚『相撲の話』(中公文庫)には、江戸では徳川家斉の吹上での上覧相撲(最初に行われたのは寛政三年)以降に女性の相撲見物が許されたという記述がある(上方ではもっと早く許されていたらしい)。余談だが、格闘技が好きな人には『相撲の話』はおすすめである。相撲が現在のような形になったのはそれほど昔ではないことがわかって面白い。
同じくP.132より。
文化元年(1804年)にいた淀瀧という女性は、碁盤を片手で持ち上げて、それを団扇のようにあおいでロウソクの火を消す、というほどの怪力だったという。
前出『相撲の話』によれば淀瀧が江戸で有名になったのは文化四年のことらしいが、それより問題なのは「淀瀧」に「よどりゅう」と読み仮名が振られていることである。もちろん「よどたき」である。
まあ、読み仮名を振ったのが唐沢でなく編集者である可能性もあるが、いずれにしても「ピエールりゅう」とか「ようろうのりゅう」とか言って恥ずかしい思いをしていなければいいと思うのだが。
※追記 淀瀧より先に宝永年間(1704〜1710)に柳川ともよという女性が碁盤を団扇代わりに使い蝋燭の火を消す芸を披露していたという。「ともよ」だけにコンボを決めていたのだろうか。
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