唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

過去のパクリ&唐沢俊一宇宙人説。

 唐沢俊一が今週から載ると予告していた東京新聞の「わが街わが友」、今週はさとう珠緒が担当しているのだが…。わざわざチェックして損した。プンプン!まあ、わざわざチェックする人も他にいないようなのだが…。唐沢俊一スレッド@2ちゃんねる一般書籍板で「唐沢俊一のもっとも熱心な読者」とか呼ばれるし、非常に心外だよ!唐沢ファンはもっとがんばれよな!

 安岡孝一先生から「青学→神保町」問題(詳しくは2月9日の記事を参照)についてのご指摘があって、渋谷から神保町まで都営バスで行けた、というので早速チェック。そうしたら、「茶81」系統という「渋谷駅〜順天堂病院」間を走るバスが確かに神保町を通っている。しかも、この路線、「青山学院前」というバス停も通っている。この路線が開通したのは1966年なので(2000年に廃止)、唐沢俊一が青学に在学していた当時もちゃんと利用できたのだ。…そうすると、唐沢俊一の話はますますワケがわからなくなってくる。少なくとも青学から神保町に行ったことは無いんじゃ?プロフィールだと一応「青山学院大学文学部卒業」ってなっているんだけどねえ。

 さて、本題。今回も前回に引き続き、『唐沢俊一のトンデモクロペディア』第2回『中国のアブダクション』(「フィギュア王」№88掲載)を取り上げる。「週刊プレイボーイ」の記事をネタに「フィギュア王」と「FRIDAY」でコラムを書いていた(しかも怪奇現象を起こしていた)というのが前回の内容である。で、唐茄子さんからご指摘を受けたのだが、UFO特集の載っていた「週刊プレイボーイ」2005年4月19日号に唐沢俊一は連載を持っていた(『名もなく美しいニュースたち』)ので、見本として送られてきた「週プレ」からネタを拾ったのではないか?というのだ。…そういえば、『フィギュア王』のコラムでは、「朝日新聞」の書評で取り上げた本の内容を長々と紹介したこともあったっけ(詳しくは2008年10月15日の記事を参照)。ラクチンな仕事ぶりに感心させられる。それでは、『トンデモクロペディア』の中からエイリアン・アブダクションについて説明している部分を引用。

アメリカでは一九五〇〜六〇年代からよく報告された事件で、九一年、アメリカの調査会社ローバー社が六〇〇〇人のアメリカ人を調査対象にして、
・麻痺状態で目覚めると部屋に奇妙な人、存在などの気配を感じた。
・一時間かそれ以上の長さの時間が明らかに失われているが、それがなぜか、あるいはその間自分がどこにいたか思い出せない。
・方法も理由もわからないが、自分が空中を飛んでいるという感じがした。
・どこから来たかもわからない異常な光、もしくは光球が部屋にあるのが見えた。
・自分の身体に不可解な傷を見つけたが、自分も周りの人もどうしてついたのか、あるいはどこでついたのかわからない。
などという項目で、UFO、宇宙人に誘拐された経験の有無を調べたが、その結果、なんと「アメリカ人の成人の五〇人に一人は宇宙人に誘拐されたことがある」
 という結果が出たという。凄まじい数だ。
 もちろん、この調査結果は“アメリカの全ての都市上空にはUFOが大挙して待機していて、すきあらば人間をかっさらおうとしている”ことを表すのでなく、人間が時折起こす幻覚症状でUFOによるアブダクションの説明がつく、ということを証明しているに過ぎない。左記の、エイリアンに誘拐されたときに感じる症状の全ては、人間が幻覚症状に陥ったときに感じる症状と同じだからだ。

 この部分は「超常現象研究最前線」からのパクリ。「超常現象研究最前線」の記事には「2003年4月1日」の日付があるので、唐沢の記事より前に書かれていることは明らかである。ついでに、いつものことながらコピペしそこなっている。UFOについての調査を行ったのはローパー協会(Roper Organization )なのである。ローバーっておばあさんかよ?自動車メーカーかよ?オリジナル・ラヴかよ?…しつこく突っ込んでみた。近年ではコピペする時は文章を細かく変える隠蔽工作を入念に行うようになっているけど(「世界の三面記事・オモロイド」からの盗用を参照)2005年の段階ではほとんど変えることなくコピペしていることがわかる。このような姿勢で「漫棚通信」さんから盗用したわけだ。…結局、この『中国のアブダクション』というコラムは、「週刊プレイボーイ」から拾ったネタ(実はもうひとつ「週プレ」からネタを紹介している)と「超常現象研究最前線」からのパクリで成立しているということになるのか。あーあ。

 今回の記事を書いていて、唐沢俊一は宇宙人なのかもしれない、と考えるようになった。ネット上でアブダクションを行い、よいネタを抜き去り(ブログ・ミューティレーション)、ガセネタをインプラントしてコラムを仕上げているのは、まさしく宇宙人の所業と呼ぶべきではないか?自分はこの宇宙人と3度にわたって第三種接近遭遇してますが。

超力戦隊オーレンジャー VOL.1 [DVD]

超力戦隊オーレンジャー VOL.1 [DVD]

フジミ模型 RS-03 ローバー ミニクーパー1.3i

フジミ模型 RS-03 ローバー ミニクーパー1.3i

Standard of 90’sシリーズ「風の歌を聴け」(紙ジャケット仕様)

Standard of 90’sシリーズ「風の歌を聴け」(紙ジャケット仕様)