唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

1981年の「祭り」/哀・投稿戦士編。

 本題に入る前にガンダム論争」の一連の流れを説明しておこうと思う。その方が読者のみなさんも理解しやすいだろう。


『ぴあ』1980年12月5日号:「山賀龍一」氏の投稿
1981年1月2日号:唐沢俊一の最初の投稿
1月30日号:「DSC−桜井」氏の投稿
2月27日号:唐沢俊一の2度目の投稿
3月27日号:「鈴木則道」氏の投稿
5月8日号:唐沢俊一の3度目の投稿
6月5日号:「福島康浩」氏の投稿
7月3日号:「鴨打大輔」「駒場の落ちこぼれ」両氏の投稿
7月17日号:「稲垣実」「西荻くぼの「ジュリー」」両氏の投稿

7月31日号:唐沢俊一の4度目の投稿、「横山喜昭」氏の投稿
8月14日号:誌上で特集「YouとAnimation」Part1が組まれる
     「ダイアスパーのアルビン少年」氏の投稿
8月31日号:特集「YouとAnimation」Part2
     手塚治虫大塚康生富野喜幸松本零士森康二がコメント。

                           

…当時『ぴあ』が隔週刊であったことを考えると、7月3日号以降は毎号のように論争が展開されているのがわかる。反論を書いて送っても、すぐ次の号に載るわけではなく、次の次の号に掲載されることになっていたようだ。ちなみに、唐沢俊一が自ら「ガンダム論争」についてまとめている『あえて「ガンダム嫌い」の汚名を着て』(『別冊宝島・投稿する人々』所収)で書かれている『ぴあ』の号は間違っている。おかげで調べるのに苦労した。「まさか「ガンダム論争」の存在自体がガセ!?」って最初は慌てちゃったよw…では本題に入る。


 『ぴあ』1981年1月2日号の読者投稿欄「YouとPia」に掲載された唐沢俊一の投稿に対する「DSC−桜井」氏の「「望怪獣論」「新怪獣論」を読んでとりあえず一筆」と題された投稿が、『ぴあ』1月30日号の「YouとPia」に掲載された。

 おふたりの話を読んでいて、どうにもひっかかるのは、「大人の眼」で映画を見すぎていやしまいかということです。子供の頃は恐かった、すごかった。しかし後でみたらどうにもおそまつであった。ストーリーが、脚本が、設定が云々……と。なんということでしょう。ロマンもヘチマもドラえもんもないではないですか。

という出だしから分かるように、「子供の眼」で怪獣映画を見るべきだという主張である。…正直に言って、これは上手い反論ではない。だって、そんなことを言ったって怪獣映画を見てあれこれ論じている人たちはみんな大人なんだもの。それなら大人になったら怪獣映画を見なければいいだけの話だ。唐沢俊一はこの投稿について、

 この論旨は、その後、怪獣映画を誰かが否定的に批評しようとすると必ずや出てくるものである。

としているが、これは確かにその通りである(「必ずや」を誤用しているのはいただけないが)。むしろ、大人になっても怪獣映画にのめりこんでいる意味についてしっかり考えるべきだったと思うが(ただし「怪獣映画は子供向け」という言葉についてちゃんと考えておく必要はある)、当時はまだ「おたく」という言葉も一般化していなかったのだから、しょうのない話だったのかも知れない。
 そして、この「DSC-桜井」氏の投稿に関係して唐沢俊一の身に「ある事件」が起きた。『あえて「ガンダム嫌い」の汚名を着て』より引用する。

ある日、僕の下宿に封書が届いた。中には安全カミソリの刃とともに、
「二月号の桜井氏の言う通りだ。貴様に怪獣映画を語る資格はない」
というオドシ文句が書かれた紙が一枚。差出人は『東京ゴジラ団』となっていた。

脅迫されたわけだ。しかし、安全カミソリとは…。そういうことって本当にあったんだ。最初に『あえて「ガンダム嫌い」の汚名を着て』を読んだ時、どうやって『東京ゴジラ団』が唐沢俊一の住所を突き止めたのかわからなかったのだが、今回当時の『ぴあ』を読んだらその理由があっさりわかった。なんと、唐沢俊一の投稿と一緒に住所もバッチリ掲載されていたのである(下宿先までしっかりと書かれている!)。…1980年代は個人情報保護とかそういう発想はまだなかったんだなあ(余談だが、古本屋で買った昔の海外ミステリー小説を読んでいると奥付に翻訳者の住所が記載されていてビックリしてしまうことがよくある)。いずれにしても、『東京ゴジラ団』なる者の行為は愚劣きわまりない唐沢俊一に「怪獣映画を語る資格はない」としても、それを証明するためには具体的な間違いを指摘すれば済むことなのに、それすらせず意見を封じようとするとは、はっきり言って唐沢俊一以下である
 一方、脅迫された唐沢俊一はというと、

 これで、僕はキレた。これ以降、僕の『ぴあ』への投稿の筆致はどんどん嫌味になり、皮肉になり、攻撃的になっていく。

キレちゃいました。気持ちは分かるし、今さら言っても仕方ないけど、ここは冷静になるべきだったと思う。カッとなったおかげで次の投稿でさらに敵を増やすことになっちゃったわけだし。
 で、「DSC−桜井」氏の投稿に対する唐沢俊一の反論は『ぴあ』2月27日号の「YouとPia」に「深刻なテーマ性を必ず欲しがる日本のSFファン」というタイトルで掲載された。さて、この投稿文は『あえて「ガンダム嫌い」の汚名を着て』でも一部が引用されているのだが、実はカットされている部分がなかなか面白い。というわけで以下に全文を紹介するが、『あえて「ガンダム嫌い」の汚名を着て』でカットされているところは太字にしておく

 1/30号のDSC・桜井さん、コトはあなたのおっしゃる程簡単ではありません。子供の目で見て面白ければそれでいいという考え方は安直で大変魅力的ではありますが、どこかひっかかります。子供向けの作品が大人に面白くないのは仕様のないことなのでしょうか。それより田中小実昌氏の名言があります。「僕はガキだからガキ向けの映画は面白くない。」ガキが、いや子供が、本当に面白がって見るのは大人向けの作品なんですよ。ためしに子供向け映画の傑作を思いつくままあげてごらんなさい。『悪魔の発明』『オーソン・ウェルズの宝島』『チキチキ・バンバン』『海底2万里』『キング・コング』『フラバァ』『シンドバッド7回目の航海』『がんばれ!ベアーズ』…アニメーションなら『バッタ君町へ行く』『やぶにらみの暴君』『バンビ』『長靴をはいた猫』そして『トムとジェリー』…。
 どれもみんな、子供の心をもった、「大人の」映画なのに気がつきませんか?『トムとジェリー』に到っては最初から大人向けに作られた作品です。ストリップティーズの音楽で女装のトムが腰をくねらせるのを、TVで見て子供たちは笑いころげています。これは大人のギャグであることを彼らは本能的に知っています。知っているからこそ大笑いしています。子供向けに作った、あの新作と称するハナ・バーベラ製のトムとジェリーの面白くなさはどうでありましょうか!(詳しくは森卓也氏の本でどうぞ。)
 
 ゴジラが子供向けの作品であるかどうかは疑問ですし、だとしても、(だとするならなおのこと)原爆云々がどうでもよい、ということにはならないでしょう。あのゴジラの映画が名作とされているのはあくまでゴジラというものを原水爆の恐怖のイメージとして設定したからであり、そしてその設定の極めて安易だったことが逆に後の「放射能を浴びて見る見る大きくなる!」オクルミ怪獣の大量生産につながっていくのです。(今、巷ではウルトラマンウルトラセブンといった作品を名作とかいって奉っているがとんでもない。これらの作品が世間に、SFといえば「怪獣が戦車を踏みつぶす」というイメージを与えさえしなければ、日本のSFドラマもその初期に『トワイライト・ゾーン』『アウター・リミッツ』なみの作品が生まれていたはずなんだ)そして、かのゴジラが問題意識(らしきもの、にすぎないのだが、本当は。)を売りものにした最大の弊害が、そういった思想とかテーマをもった作品こそが本当に優れたSF(!)なのだという誤謬をファン達に与えてしまったこと。センス・オブ・ワンダーもへったくれもあったものではない。第一、この誤謬はかなり危険なものでもあるのです。その一番いい例が(実はこれがいいたかったんだけど)今度映画化されるというあの『機動戦士ガンダム』。あれくらい日本のSFファンの気質を嫌らしく具象化した作品を僕は知りません。日本人の深刻癖はどうしても『スター・ウォーズ』程無邪気には騒げないんだよね。かといって『ヤマト』はあまりにオソマツでほめるのがためらわれる。まるでそういったファン層を狙ったかの如くアレは出来たね。ストーリーはハインラインの「宇宙の戦士」のエピゴーネン(しかも相当無理がある)。お定まりの美形キャラ。ハデハデしいメカの行列。SF用語の羅列。反吐をつきそうな気障ったらしいセリフ。小説版(これが所によってはフォーサイスの新作より売れてる)にはベッドシーンまで出てくるという、ミーハー向けサービスたっぷりの道具立て。これだけなら単に陳腐というだけで別にとりたてて騒ぐ程のものでもありませんが、それを「戦争とは?人類とは?」といったいかにもそれらしそうなテーマで飾って高級そうに見せかけているのが中・高生のSFファン達にああまで奉られている所以です(それとて、戦争否定みたいなポーズをとっている一方で、戦闘メカのかっこよさを誇示しているんだから衣の下から鎧が透けて見えてます)。
 いったい、こういったテーマを番組にもたせることにどれ程の意味があるでしょうか。ましてやこれは子供向けのアニメーション、マンガ映画です。年少の視聴者にはさっぱりわからないでしょうし、いくらかストーリーを理解出来る年頃の子供達には、誤った観念を植えつけてしまう可能性すらあるでしょう。(いうまでもなく戦争などというものは単に良い、悪いなどという一面的な定義づけでとらえられる小さな問題ではありません。こういった作品にファンが集まることが日本のSFファンの思想好き、テーマ好き、深刻好みの性癖を如実に表わしています。そしてその元凶とでもいうものがゴジラであるとするならば、桜井さん、僕がいいたいこともわかっていただけますまいか。

なお、「いうまでもなく」の前にカッコがついているが、これは原文通りである。
…それにしても、キレてるっていうか、ヒスを起こしているなあ。いや、「YouとPia」を読んでいると、他にも前のめりになって熱く語っている投稿はあるんだけど(今読んでみると当時の「ハガキ職人」の姿勢がわかって面白い)、それにしてもこれはちょっと凄い。『ぴあ』編集部もよく載せたものだと思ってしまう。それから、これは書いておかねばならないが、『あえて「ガンダム嫌い」の汚名を着て』の唐沢の引用は文章をあちこち改変していてかなり問題がある自分の文章もちゃんと引用できないのか?
 それでは検証していこう。まずひとつめ。「子供向け映画の傑作」として数々の作品を挙げているが、これは単純に「僕はこれだけの作品を見ているんだ!」というアピールである。それで相手をたじろがせようとしたわけだ。これには流石に唐沢俊一もヤバいと思ったらしく、

(注・この後、いかにも自分は映画を見ているゾ、とばかりに、大人向けに作られた子供映画の傑作の題名をズラズラと列記してある。十八年後のコンニチ見ると、あまりに恥ずかしいので省略させていただく)

として『あえて「ガンダム嫌い」の汚名を着て』ではカットしている。本人が反省しているのだからあまり追及するつもりもないのだが、興味深いのは唐沢俊一が挙げている「大人向けに作られた子供映画の傑作」のラインナップである。見ての通り長靴をはいた猫』以外はすべて海外の作品なのである。そういえば、前回の投稿では『ジョーズ』を引き合いに出して『ゴジラ』を批判していたが(『あえて「ガンダム嫌い」の汚名を着て』では『宇宙戦争』も持ち出している)、どうも当時の唐沢俊一「海外の作品最高!日本はダメ!」モードに入っていたことがうかがえるのだ。…まあ、なんというか若者としてはある意味ベタなような気がする。
 次に「どれもみんな、子供の心をもった、「大人の」映画なのに気がつきませんか?」だが、「子供の心をもった」と感じるかどうかは見た人次第で違うだろう。それ以前に唐沢が挙げている作品が「子供向け」かどうかを考えた方が良さそうだ。「ストリップティーズの音楽で女装のトムが腰をくねらせるのを、TVで見て子供たちは笑いころげています」って見たのか?お前はそれを実際に見ているのか?と問い詰めたくなってしまう。言ってることは要するに『8時だョ!全員集合』の加藤茶の「ちょっとだけよ」と同じことなんだろうが。
 みっつめ。「放射能を浴びて見る見る大きくなる!」だが、『ゴジラ』と同年に製作された『放射能X』を当時の唐沢俊一は知らなかったのだろうか。アリが放射能で巨大化する話なんだけど。『ゴジラ』が放射能で巨大化する元祖みたいに言っちゃいけないよ。もちろん今は知ってるよね?
 そして、次は大問題だ。なんと『ウルトラマン』と『ウルトラセブン』を批判している。…えーと、唐沢俊一はこないだ東大で桜井浩子さんと中野稔さんと一緒に『ウルトラマン』について話をしてたよね。…いつの間に宗旨替えしたの?あの講義を聞いて(詳しくは10月23日の記事を参照)、自分は「『ウルトラマン』はちゃんと好きなんだな」と思ったから、正直裏切られた気分である。唐沢テメエ!というか。この件についてはちゃんと説明して欲しいから、冬コミで聞こうかな。あと、『ウルトラQ』や『怪奇大作戦』はSFドラマじゃないんだろうか?
 いつつめ。『ゴジラ』に対する「センス・オブ・ワンダーもへったくれもあったものではない」という批判。どうしてここまで『ゴジラ』をやっつけるのか不思議なんだが(言ってることはみんな見当違いだし)、もしかすると唐沢俊一は東京に来た後で特撮ファンに不愉快な思いをさせられたんじゃないか?と思うのである。当時の特撮ファンというのは、ビデオやDVDという気の効いたものがなかったおかげで、作品を見るために映画館へ通う必要があったのだが、北海道に住んでいた唐沢俊一は作品を見る機会が少なかったため、東京の特撮ファンに比べて知識が劣っていたはずなのだ。そのせいで悔しい思いをして、特撮ファンが「名作」だと評価する『ゴジラ』に八つ当たりをした、という部分もあったんじゃないかと思う。自分の想像が的外れでない証拠として、実はこの後の「YouとPia」への投稿で唐沢俊一は特撮ファンに恨みがあることを告白していたりする。…いつものことながらわかりやすい人である。なお、唐沢俊一もこれらの『ゴジラ』批判をマズいと考えたらしく、

……誤解のないようにくり返し言っておくが、これは十八年前の文章デス。ゴジラという作品の評価について、今の僕とはかなり考え方が違う。

と『あえて「ガンダム嫌い」の汚名を着て』では書いているが、『唐沢俊一のトンデモ事件簿』(三才ブックス)で「YouとPia」に投稿した文章と同じ論旨で『ゴジラ』を批判しているのだから、唐沢の弁解を額面どおりに受け取ることは出来ない。
 むっつめ。ついに来た。『ガンダム』批判だ。「実はこれがいいたかったんだけど」って、全然「あえて『ガンダム嫌い』の汚名を着て」じゃないじゃん!この部分をカットしているのはズルいと思ってしまう。
 ななつめ。これも大問題。「かといって『ヤマト』はあまりにオソマツでほめるのがためらわれる」。…まさか、これが唐沢俊一の本心か?いや、「そういったファン層」がそう思ってるんだろうけどね(しかし『ガンダム』のファンは『ヤマト』をオソマツだと考えていたんだろうか?)。要らない勘繰りはしたくはないが、この部分もカットされているのが気になる。なお、唐沢俊一が『宇宙戦艦ヤマト』のファンでなかったこと、唐沢が日ごろ吹聴しているような『ヤマト』のブームに火をつけた事実もなかったことはこの記事に書いてある通り。
 やっつめ。『ガンダム』が『宇宙の戦士』を参考にしたのは、ストーリーじゃなくてパワードスーツだろう。パワードスーツをヒントにしてモビルスーツができたわけで。そりゃあストーリーを比較してみたら「相当無理がある」ということになるだろう。まあ、もちろん今では間違いに気づいていると思うが。
 ここのつめ。「お定まりの美形キャラ。ハデハデしいメカの行列。SF用語の羅列。反吐をつきそうな気障ったらしいセリフ」、…えーっと、唐沢青年はスペースオペラというかSFというジャンルを否定したかったのかな?一体どんなSFが好きなのかわからないよ。ついでに書いておくと、『ガンダム』のノベライズのベッドシーンについては「ミーハー向けサービス」というよりは、富野監督はそういうのが好きなんだと考えたほうがいいと思う。富野監督の面白エピソードについては岡田斗司夫氏がよく知っているから聞いてみたらいいよ。
 最後。「戦争否定みたいなポーズをとっている一方で、戦闘メカのかっこよさを誇示している」だけど、これは唐沢俊一自身が文章の後の方で、「いうまでもなく戦争などというものは単に良い、悪いなどという一面的な定義づけでとらえられる小さな問題ではありません」と書いている通りだろう。戦争を悲惨で痛ましいと思う一方で、戦争に使われる兵器のカッコ良さに魅せられる事だってあるのだ。戦争を描いたすぐれた作品の多くは、戦争の悲惨さと魅力をどちらも描いていて、『ガンダム』もそんな作品のひとつなのだと思う。


 唐沢俊一は『ガンダム』を批判したことについて『あえて「ガンダム嫌い」の汚名を着て』でこのように書いている。

 考えてみると、この当時の僕は『ゴジラ』と『ガンダム』をケチョンケチョンに言っているのである。よくまあ十八年後のコンニチ、すました顔で“オタク界の大物”なんぞと言われて鎮座していられるものだ。

 本当にね。本当に不思議だよ。それから問題なのは、『ゴジラ』と『ガンダム』を批判したことじゃなくて、知識がないことだからね(感性もないかな)。ちゃんとした批判ならみんな反感を持ちながらも認めてくれるけど、唐沢俊一はそれができてないんだもの。それにしても、唐沢俊一って昔から褒めるにしても批判するにしても作品を具体的に論じることができないんだなあ(おかげでその後「ちゃんと『ガンダム』を見てください」と「YouとPia」で反論されることになる)。

しかし、当時の僕が、このガンダムにどうしようもない嫌悪感と、“これは僕が好きだったSFアニメと違う”という違和感をもっていたことは事実なのである。

 駄々こねてただけかよ!?…というか、唐沢俊一青年が挙げているラインナップに「SFアニメ」は入ってないんだけど。一体どんな「SFアニメ」が好きなんだろう。ただ、『ガンダム』を批判していた理由のひとつとして、「世間で流行しているものへの反感」もあったと思う。唐沢はその後『新世紀エヴァンゲリオン』も批判しているわけだし。


唐沢俊一が投稿の中で『ガンダム』を批判したことで、名実ともに「ガンダム論争」の幕は切って落とされた。しかし、次から次に現れる投稿者の前に、さすがの唐沢青年も苦戦を強いられることとなるのだろうか…?
                                           (つづく)

※追記 タイトルを変更しました。

投稿する人々―いま投稿欄は、こんな「スゴイこと」になっている! (別冊宝島 (406))

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