唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

ようやく要約を覚えたと思ったら。

 唐沢俊一スレッド@2ちゃんねる一般書籍板になにやらこんな人がいた。

117 名前:無名草子さん[] 投稿日:2008/10/13(月) 00:06:36
検証blogの中の人、行動力あるなぁ

例の唐沢蔵書頒布会に行ってきたとの事。
それ以外にもパクラれた大学教授に問い合わせしたり
ラジオライフ編集部に問い合わせしたり
以前は夏コミにいって「しょぼいオジサン」を
チェックして、同人誌を購入してきたり(もちろん検証ネタとして)
本当に素晴らしい。

そういうワケで冬コミは逃げないように、唐沢君。
自分も日にちと時間が許せば、電車を乗り継いで田舎から参上する予定。
冬コミは2008年の総仕上げイベントにしましょう。

125 名前:無名草子さん[] 投稿日:2008/10/13(月) 07:07:47
>>117
暇なんでしょ
唐沢俊一に人生を賭けてる人なんでしょう
暇で羨ましいよ、一日24時間では足りない30時間くれ

266 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 01:26:35
>>125
いまだかつて、逃がしませんよ待っていてくださいと言って、本当に来た例を見たことがない
あとで何で来なかったんだという突っ込みに、
「まわり中がシンパで私の敵ばかりのところに、のこのこと出て行くほど馬鹿じゃありません」
とかのたまっていたのには爆笑させられたなあ
あと、論破してやると言いつつ絵入りサインをねだった奴とか

もっとも、コミケは論戦をするところじゃないんで、個人的にやってくれないからあ
俺はそんな現場行かないけど、周囲が迷惑するのは確実なんで
周囲ってのは、シンパとかじゃなくて、まったく関係のないサークルの人も一杯いますからね

 どうも自分が「TokyoBookManiax」に行ったことに動揺している人がいるようだ(詳しくは10月12日の記事を参照)。まず、自分がヒマな人間であることは認めてもいい。でも、唐沢スレにずっと張り付いて「おまえらが何をやっても唐沢には仕事があるw」とか煽ったりセンスのかけらもないAAを貼りまくってる人にはかなわないと思う。それに藤岡真さんに対してずっと「唐沢が出ているイベントに行ってみろ」って言ってたのに、いざ自分が行ってみたら「暇なんでしょ」ってひどくないかい?まあ、本当に行くやつなんかいないと思ってたからビックリしちゃったんだろうけどね。あと、唐沢俊一を検証するのに人生を賭ける必要なんてないだろう。自分が唐沢を検証するために払っている犠牲と言えば、10月スタートのアニメのチェックを後回しにしているくらいだもの(オタクとしては非常につらいけど)。
 次に>>266の人なんだけど、…なんでそんな亀レスをしてるんだろう? 自分はたびたび「冬コミに行く」とは言ってるけど、「行って何をするか」については一言も言ってない。論戦をするつもりもない(ブースの中でおとなしくしている唐沢俊一に論戦を挑むのはどうかと思う)。まあ、そんな大したことをやるつもりはなかったんだけど…、お望みとあればやってみようかな?それから、>>266の人は、前半で「どうせ何も出来ないだろう」と煽っているのに、後半では「コミケで何かされると周囲が迷惑する」と書いていて、一体どうしてほしいのかわからない。混乱してるなあ。…つまり、コミケに参加している他の人に迷惑がかからない程度に何かやればいいってことかな? では、その方向で何ができるか考えてみよう。そういうことでいいかな? そんなにビクビクしなくても大丈夫だからね。


 さて、本題。唐沢俊一は2008年9月7日の「朝日新聞」の書評で、ジョエル・レヴィ『世界陰謀史事典』(柏書房)を取り上げている。

何か大きな国際事件が起きると、必ずそれがどこだかの陰謀である、と唱える本が出る。大半はまあ、トンデモ本と称される代物ではあるが。とはいえ、先日のグルジア紛争をロシアのプーチン前大統領は“アメリカの陰謀”との疑惑を語った。もはや陰謀論は本やネットの中だけのものではない。

 「もはや陰謀論は本やネットの中だけのものではない」という言葉が意味不明であることは「トンデモない一行知識の世界」さんが取り上げている。

本書は、書名に“陰謀”をうたっていても、世の多くの陰謀論本とは一線を画す。世界歴史の中で実際に行われてきた陰謀を神話時代から現代まで紹介し、歴史の裏側に光を当てている。陰謀の検証という誠実な作業を行っているのである。いくつかの検証にはまだ疑問も残るが、人のだましあいの記録は実に面白い。大抵の陰謀論でだます側に立っているアメリカが、イラク戦争ではイランのスパイに見事に一杯食わされたなどという話は、そこらのトンデモ陰謀論などよりよほど興味深いし、情報戦の油断ならなさを教えてくれるのである。

 『世界陰謀史事典』のあとがきを読んだら、訳者の下隆全氏がこのように書いていたので笑ってしまった。

しかしながら、著者は最近はやりの「陰謀論」と一線を画しております。

 どうも唐沢俊一は「朝日新聞」のような大手の新聞・雑誌に原稿を書くときはパクリをやらないようだから、たまたまなんだろうけどね。ついでに書いておくと、書評の中にある「イランのスパイ」というのはアフマド・チャラビー(Ahmed Chalabi)のこと。イラク国民会議の代表でフセイン政権崩壊後に副首相まで務めた人物で、イランとつながっていたのは確からしいが、同時にアメリカのいわゆる「ネオコン」ともつながっていたとされている。そういう人を「イランのスパイ」と書くのはどうだろう。
 それに加えて問題は別のところにもある。「フィギュア王」№127に掲載されている『唐沢俊一のトンデモクロペディア』第40回「カルト教団壊滅法」でも『世界陰謀史事典』が取り上げられているのだが、それがちょっとどうかと思う書き方なのだ。

彼の名はロベール・ウーダン。『トリック・劇場版』でも彼のそのエピソードは紹介されているから、ご存知の向きも多いだろうが、英国の歴史研究家ジョエル・レヴィの『世界陰謀史事典』(柏書房)に詳しいことの次第が記載されている。そこからかいつまんで説明しよう。

と前置きした上で、ロベール・ウーダンナポレオン三世の命を受けてアルジェリアに赴き、有名な弾丸を受け止めるマジックなどを用いて反乱を未然に防いだことが書いてある。出典を明示してあるから、引用・要約としては問題はないものと思われる。しかし、『唐沢俊一のトンデモクロペディア』のレイアウトは縦書き6段組みなのだが、そのうち3段余り、コラムの半分以上を『世界陰謀史事典』からの要約に費しているのはいかがなものだろうか。ウーダンのアルジェリアでの活躍はわりと有名だから、『世界陰謀史事典』のみに頼らなくてもよかったと思うのだが(海外のサイトもチェックしてるんでしょ?)。しかも、『世界陰謀史事典』は朝日新聞」の書評委員会で入手したものだ。よそから入手した本(それも別に入手が困難でもない本)の要約がコラムの半分以上を占めているのは、プロの仕事としてどうかと思う。それにやっぱりミスをしていて、ナポレオン三世のことを「フランス国王」と書いているのだ。もちろん正しくは「フランス皇帝」で、『世界陰謀史事典』でも正しく表記されている。

世界陰謀史事典

世界陰謀史事典