唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

唐沢俊一は反省なんかしない。

 「唐沢俊一さん盗作問題ウォッチャー」のネタに笑ってしまった。

黒い帽子のライター ラジオライフに原稿書いたら J−CASTにのった 
むーだん むーだん

シグルイ」 山口貴由

 南條範夫山口貴由シグルイ』(秋田書店)は自分も好きなので、ひとつやってみよう。
「ライターという職業はひとたびひとたび盗作がバレれば二度とは二度とは」

モトネタは第二十景「虎子」の興津三十郎のセリフ。『シグルイ』は名台詞がたくさんあるからまだできそうだ。あと、唐沢俊一スレッド@2ちゃんねる一般書籍板にあったネタもいい。

896 名前:無名草子さん 投稿日:2008/10/10(金) 16:26:04
あるところに 他の人が書いた文章を 少しだけ変えて 
まるで自分が考えた事のように発表している 雑学の先生が おりました。
雑学の先生は 鬼に食べられてしまいました。

爽快、爽快
897 名前:無名草子さん 投稿日:2008/10/10(金) 16:58:40
朝起きーの
ブドー食べーの
帽子かぶりーの
パクリーノ

 バカリズムいいよね。「パクリーノ」は誰かイラストにしてくれないかな。まあ、自分はこんな具合に楽しんで検証してるのだが、当の唐沢俊一はそうもいかないようで。「裏モノ日記」2008年10月8日はおかしなことになっている。この日、J-CASTニュースが「ラジオライフ」最新号での盗用発覚を報じていて、唐沢も取材を受けてコメントを出しているのだが、「裏モノ日記」には盗用について何も書かれていないのだ。一応それらしい記述はあるのだが。

途中、重要な電話あり、伝えるべきことを伝える。
綾瀬でしばらくそっちの方に対応したので
30分以上綾瀬駅着が遅れた上、目的地(マツダ映画社)の
住所を間違えて覚えており(だいぶ以前に平山先生とご一緒した)
ここでまた30分かかって、結局1時間遅れ、申し訳なし。

 J-CASTニュースに唐沢は「メールでコメントを寄せ」たということなので、口頭で言ったことをマネージャーにでも代筆させたのだろうか。それなら30分はかかってもおかしくない。唐沢のコメントが妙に取り散らかっているのは代筆のせいなのか。とはいえ、唐沢の文章はいつも取り散らかっているのだが
…で、どうして唐沢は「裏モノ日記」で盗用疑惑について何も触れないのか。疑惑が根も葉もないものというのなら笑い飛ばせばいいし、コメントにあるように「今回の指摘は指摘として真摯に受け止めたいと思っています」と本当に思っているのならやはり触れるべきだ。話題にしなければ「裏モノ日記」しか読んでいない人はごまかせるかも知れないが、盗用を知っている人が「裏モノ日記」を読めば失笑するしかない。自分がやってることがどれほどみっともないかわかっているんだろうか。まあ、2度目の盗用発覚(「発覚」が2度目であって「盗用」はそれどころじゃないよ)となれば許されないから、唐沢なりに必死なんだろうけどね。結局、唐沢俊一は今回の問題について知らぬ存ぜぬで押し通そうとしているようだ

…とはいえ、唐沢俊一がこのような反応を取ることは予想できたことではある。何故なら、『新・UFO入門』盗用事件についてもまるで反省していないのだから。反省してない証拠として最初に『新・UFO入門』事件についておさらいしてみよう。『新・UFO入門』事件の詳細については「漫棚通信」さんや「唐沢俊一まとめwiki」を参照して欲しいが、第一に言っておきたいのは唐沢俊一の対応の酷さである。世間一般では唐沢俊一が謝罪してこの問題は決着がついたかのように思われているが(唐沢の謝罪文はサイト上に今でもひっそりとある)、実はあの後唐沢と漫棚通信さんの交渉は決裂している。そして交渉が決裂したことについて、唐沢は『社会派くんがゆく!復活編』(アスペクト)で「『新・UFO入門』事件顛末記」と題した文章を書いているが、これがウソだらけなのである(なお、単行本では「その1」「その2」に分かれているが、ここではまとめて紹介する)。

さて、なんだかんだ人のことを突っついているうちに自分が突かれることになってしまった「新・UFO入門」事件である。
ひとえに自身の至らなさを反省する次第・・・・・・などと殊勝に言うのはこの本のキャラには合わないのでやめておくが、 とにかく、引用ミスとはいえ多くの方々に迷惑をかけたことは事実である。そこに関してはまったく言い訳の仕様もない。
ただし、事実関係のみを述べさせてもらえば、無断引用であるという苦情がメールされてすぐ、私はその事実を認めて返信メールを出し、 サイトに謝罪文を掲載し、かつ版元と相談の上、当該の出版物の版元在庫の破棄、慰謝料を支払う用意のあること、 などを相手先に報告している。このような場合に示せる謝意と誠意は尽くしたはずだ、と思っている。
話がややこしくなったのは、相手サイトの運営者氏が、謝罪交渉のやりとりのすべてをブログで公開することを主張し、 担当編集からのメールなどもすべて公開する、と一方的に宣言してからである。 版元と担当弁護士が、それは交渉を継続するのに差し支えがあるからやめてほしいと頼んでも、まったくそれに従う様子を見せなかった。 これでは、残念ながら、相手先に、こちらと通常の法的交渉をする意思がないと判断するしかない。 私信に類する担当編集からのメールまで公開されては、別件で法的な問題(今度はこちらが被害者となる)が生じないとも限らない。
正直、困り果てた。

このままでは交渉が継続できない。担当者から、そのような行為を続けた場合は法的措置をとる可能性もある、と指摘したところ、 先方は、これは恫喝である、とまたまたブログで主張。さらに通常の、このような場合の謝罪のレベルを大きく超えた範囲の要求までしてきた。 これを認めると、今後、単純な引用ミスをおかしただけの同業者が、これを前例として相手に過大な謝罪を要求されるという事態を招きかねない。
私自身の反省や意識だけでどうこうという問題をすでに超えてしまったのである。ついに、こちらの法務担当の、 これは通常の法的交渉をする気が相手にないという判断をもって、交渉を決裂させるに至った次第である。
・・・・・・まあ、これが私のほうからの解釈に過ぎない、ということは理解している。
世の中の大部分の人間は、自分が取って心地よい解釈のほうを選ぶだろうから、私の言をとってくだされば幸甚、 でなければ残念、そのいちいちに個別に意見を述べようとは思わない。また、それほどのヒマもない (いちいち意見を述べるヒマな同業者も何人かいたようだけれど)。
世間というのはそんなものであるから、別にどうとも思わない。ただ、いくつかの発言が、私の人格を貶めるのに、 「社会派くんがゆく!」の中の私の言説を引用していたのに苦笑した。世の中には素直な人間が多いものである。
大丈夫だろうか、そんなに素直で。

 どうしてこんなに被害者を貶められるのかと思う。「さらに通常の、このような場合の謝罪のレベルを大きく超えた範囲の要求」って一体何なのか言ってみてほしい。「これを認めると、今後、単純な引用ミスをおかしただけの同業者が、これを前例として相手に過大な謝罪を要求されるという事態を招きかねない」って、本当におためごかしを言うね。あなたがやったのは「盗用」であって「引用ミス」じゃないだろう。どうして唐沢俊一がこういうことを書いたかというと、一番大きいのは他人に頭を下げるのが嫌いなせいだろう。どうしてもひとこと言い返してやらなければ気が済まない大人げなさのなせるわざだ。もうひとつ考えられるのは著作権法違反の犯罪は親告罪なのだが、親告罪は犯人(この場合は唐沢俊一)を知ってから6ヶ月経過すると告訴できなくなる(刑事訴訟法235条)。漫棚通信さんが盗作を知ったのは2007年6月4日で、『社会派くんがゆく!復活編』は2007年12月20日発売だから告訴される心配がなくなったということで心置きなく誹謗中傷したということだろう。つまらない知恵が回るものだが、ここで悪口を書いたことで唐沢俊一はとてつもなく損をしたと思う。まず、単行本で盗用の被害者を中傷したことで後々まで残る証拠を自分でわざわざ作ってしまったこと。もうひとつは余計な敵を作ってしまったこと。藤岡真さんも『社会派くんがゆく!復活編』での唐沢の捨てゼリフに怒っておられたが、実は自分もこれを読んで「この人はおかしい」と確信して検証することにしたのである。盗用はもちろん論外だとしても、その後の対応がことごとく最悪だったおかげでより傷口を深くしていることに呆れてしまう。
 『新・UFO入門』事件についてもうひとつ強調したいのは、『新・UFO入門』には漫棚通信さん以外からもパクリがあるということである。盗用されたのは「UFO事件簿」「塩サバ通信」、そして新戸雅章『六〇年代のハルマゲドン』、分かっているだけでも3つある。特に『六〇年代のハルマゲドン』はもともと『歴史を変えた偽書』(ジャパン・ミックス)に収録されたもので、この本にはと学会の山本弘会長推薦の言葉を寄せている。詳細は唐沢俊一まとめwikiの六〇年代のハルマゲドン『新・UFO入門』における盗用の研究を参照して欲しいが、実は新戸氏は唐沢俊一に盗用されたことをご存知で次のようなコメントを出しておられる。

 うっかり間違いはだれにでもある。今回の件でもし思い当たる節があるなら、唐沢氏は素直に謝るほうがよいし、それが将来のためでもあるだろう。才能豊かな著者にはさらに慎重な配慮を期待すること切である。

 新戸氏は唐沢俊一を信じてくれたのだ。にもかかわらず、唐沢はそれを裏切ったわけだ。『新・UFO入門』で盗用した後で、それでも文筆業を続けていられるのは、たくさんの人が唐沢を信じてくれたおかげなのである。断じて唐沢に才能があるからではない。人々の善意に助けられているのに、それを平気で踏みにじっているのだから軽蔑するしかない。
 そして、唐沢俊一は『新・UFO入門』事件の後も盗用を続けている。以下に現在発覚しているものを挙げておく。

1.2007年10月発行の『ラジオライフ』12月号での盗用。詳しくは10月7日の記事を参照。『唐沢俊一のトンデモ事件簿』(三才ブックス)に収録。藤永茂先生がどのような人かわかったうえでパクったんだろうか。

2.2007年11月発行の『pronto pronto?』Vol.10 での盗用。
詳しくは7月20日の記事を参照。いわゆる架空戦記を歴史書だと勘違いしてパクっているのだからマヌケすぎる。

3.2008年6月発行の『pronto pronto?』Vol.13での盗用。
詳しくは7月17日の記事を参照。朝日新聞の書評委員が朝日新聞の記事をパクっていいものだろうか?

4.2008年9月発行の『ラジオライフ』11月号での盗用。
詳しくは10月6日の記事を参照。今まさに渦中の問題。

現在分かっているだけでもこれだけある。とても反省しているとは思えないね

シグルイ 1 (チャンピオンREDコミックス)

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トツギーノ

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社会派くんがゆく 復活編

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新・UFO入門―日本人は、なぜUFOを見なくなったのか (幻冬舎新書)

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歴史を変えた偽書―大事件に影響を与えた裏文書たち

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