唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

『唐沢俊一検証本VOL.1』が『映画秘宝』11月号で紹介されました!

 『唐沢俊一検証本VOL.1』、通販受付中です。タコシェの店頭でも販売しています。



「あ、そういえば、今日『パチスロ必勝ガイドNEO』が出るな」
 シルバーウィークの影響で発売日が早まっていることに気づいたので、電車に乗って近くのターミナル駅まで出て本屋に直行する。
「ほう、今月の『エンサイスロペディア』は『めぞん一刻』か」
 チェックした後で、やはり今日発売の『映画秘宝』11月号を手に取る。P.8の「映画秘宝ナイト」の記事を読んでいるとこのような記述が(筆者は『秘宝』編集部の松崎憲晃さん)。

サブカルの聖地・中野ブロードウェイからタコシェが出店。独自の道を行くホラー漫画家・うぐいす祥子先生の新刊や、一部で話題を呼んでいる『唐沢俊一検証本』などが売られている(と思います)。


びびびびびびびびびびっくりしたぁーっ!!!


 本気で腰が抜けそうになった。ショックのあまり『愛佳でいくの!!』のことが頭から吹き飛んでしまった。まさか愛読している雑誌で自分の本が話題に出ているとは。浅羽通明『大学で何を学ぶか』(幻冬舎文庫)の解説で高島俊男が「この本を読んでいたら自分の名前が出てきたのでとてもビックリした」とか書いていたけど、今なら高島先生の気持ちがよくわかる(あの解説は高島先生が本の内容にショックを受けているのが面白かったけど)。

「もしや」
と思って、『秘宝』P.103の書評欄を見てみると『唐沢俊一検証本VOL.1盗用編』がオタク文化人の化けの皮をはがす執念の調査」として紹介されていた。筆者は(田)とあるので田野辺尚人さんかな? しかも「執筆・編集 kensyouhan」とある。うわー、俺の名前が『秘宝』に載ってるよ。思いがけず夢がかなってしまった。
 詳しいことは『秘宝』11月号を読んでいただきたいのだが、書評では本の内容が簡潔にまとめられているのに加えて、

その熱意たるや、世の中にこれ以上の唐沢俊一研究者は他にいないと断言して間違いない。

とまで仰っていただいてこちらとしては恐縮するしかない。…まあ、「唐沢俊一研究者」というのが世の中にどれくらいいるのかは気になったけど(10人いるかな?)。我ながらマニアックこの上ないことをやっているものだ。そして、

中野の特殊書店タコシェでは『1Q84』を抑えてベストセラー驀進中なのだ!

とあったのでまたしてもビックリ。村上春樹に勝った! …っていうか、タコシェで『1Q84』を売っていたのか。

 いやはや、とにかくビックリするやら感動するやら。映画秘宝』編集部の皆さん、本当にありがとうございます! ムック時代からずっと買い続けてきた人間としては凄くうれしい。


 …しかし、そうなると「映画秘宝ナイト」にも行きたくなってきた。『テコンV』観たいなあ。今はヒゲを伸ばしていて『ダーリンは外国人』のトニーみたいになっているから、こっそり行ってみようかな。


映画秘宝 2009年 11月号 [雑誌]

映画秘宝 2009年 11月号 [雑誌]

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大学で何を学ぶか (幻冬舎文庫)

大学で何を学ぶか (幻冬舎文庫)

唐沢なをき検証blog5。

 『唐沢俊一検証本VOL.1』、通販受付中です。タコシェの店頭でも販売しています。


 実は『COMICリュウ』11月号も今日発売だったのだが、とり・みき 唐沢なをき『とりから往復書簡』愛の32通目で、唐沢なをきが『マンガノゲンバ』取材拒否事件に少し触れている。『とりから往復書簡』2巻の

実はけっこう好きなんですよ
ヤラセの入った取材とかそーいうの
こっちが見下されてなければね

という発言に触れた後、

いやー先日 某局の某番組でメッチャクチャ見下された取材されて
もうヘコんだヘコんだ

 と書いている(ディレクターはやっぱり「いや そーじゃなくてー」と言ってる)。そして、「オレ的にけっこう深いところで自分を形づくっているすごーく微妙でちょっと気恥ずかしい部分」を踏みにじられたと怒っている。冗談めかして書いているが、とてもつらかったんだなあ、と思ってしまう。唐沢なをきにとっては「マンガ」や「特撮」はものすごく大事なことなのだが、「マンガ」や「特撮」がアイデンティティであるという主張が世間で通用するかどうかは疑問があるし、唐沢なをきは自らのアイデンティティを堂々と主張するような性格ではないのだろう。オタクとしては思わず共感してしまう。

とにかく前言撤回!
これからヤラセは大小にかかわらずことわるからね!
駄目だ駄目だっ ヤラセはやっぱり

 とのこと。もちろん、この後でちゃんとギャグで落としているけどね(単行本を買っているとさらに面白いよ)。


 唐沢なをきがNHKから謝罪を受けたので、今回の騒動はひとまず終了した、ということでいいのだろうか。唐沢なをきにはこれからも楽しいマンガを描いて欲しいものだ。
 そういえば、唐沢俊一「裏モノ日記」で今回の騒動について触れているので紹介しておく。

なをきの『マンガノゲンバ』事件につき、
電話いくつか。なをき自身にも連絡とる。
私の場合、NHKはいつでもしつこいくらい何度も打ち合わせして
それから現場に臨んでいたが、『マンガノ……』はそういう
ことをしないのか。ひょっとして、不況による製作の手間短縮の
しわ寄せがこういうところで出たのかな、と思う。

月刊 COMIC (コミック) リュウ 2009年 11月号 [雑誌]

月刊 COMIC (コミック) リュウ 2009年 11月号 [雑誌]